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“縦の交通”をスムーズに

エレベーター (東芝エレベータ、三菱電機、日立製作所)

2010年9月2日(木)

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東京スカイツリーでは国内最長のエレベーターの導入に注目が集まる。三菱電機はビルのセキュリティーと連動させて、運送効率を15.8%高めた。高層ビルが多い都市では、人が各階を円滑に移動できるインフラが不可欠だ。

 猛暑が日本各地を覆い始めた7月7日。東芝エレベータの社員は汗を拭いながら、地上から東京スカイツリーを見上げていた。クレーンが重さ20トンもあるエレベーター用モーターを備えつけるのを見守るためだ。

 同社は東京スカイツリー向けに6台のエレベーターを受注。実機を導入するのは来年だが、ツリー本体の工事手順の関係で、先に4基のモーターを設置することになった。

 既に観光名所となりつつある東京スカイツリー。2011年12月に完成すると、高さは634mで日本最高となる。導入されるエレベーターのうち2台は、昇降工程が464mでこれも国内最長だ。

 東芝エレベータは2004年に、台湾・台北市の超高層ビル「TAIPEI101」に世界最高速(分速1010m)のエレベーターを納入した。東京スカイツリーの商談でも、こうした実績が評価され受注につながった。

 同社技術本部・技術第一担当の藤井知秀グループ長は「地震発生時の対応などを工夫したい。世間の注目が高いので緊張している」と気を引き締める。技術の詳細はまだ明らかにしていないが、日本のフラッグシップモデルになりそうだ。

待ち時間のイライラを解消

 先進国だけでなく新興国でも、都市部への人口集中が進み、高層ビルが林立するようになった。こうした都市では、自動車や鉄道による“横”の交通インフラと同時に、エレベーターやエスカレーターによる“縦”の交通インフラの整備が不可欠だ。

 縦の交通インフラには様々な課題がある。例えば、会議や打ち合わせに遅れそうな時、限られた昼休み時間で昼食を済ませねばならない時、エレベーターになかなか乗り込めずにイライラした経験がある方は多いだろう。オフィスビルでは作業スペースをより多く取るために、エレベーター面積を必要最低限にするケースが多く、人々の移動に制約がかかる場合がある。

 そこで、三菱電機は従来設備を変えずに、待ち時間を短縮する新システムを開発した。

 開発の源流は1980年頃までさかのぼる。ある大学と共同で、エレベーターの待ち時間と人間のイライラの相関関係を研究した。それによると、イライラする心理的な待ち時間は、物理的な待ち時間の2乗で増えていくことが分かった。その頃から三菱電機は、待ち時間を少なくするシステムの研究を強化している。

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「“縦の交通”をスムーズに」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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