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トルコの村に日本人女性80人が嫁いだ?

グローバル時代の国際結婚

  • 開内 文乃

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2010年9月21日(火)

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 グローバル化と聞いたとき、何をイメージするだろうか?

 グローバル化とは、金融の国際化、安価な外国製品の流入、工場の海外移転、外国人労働者の増大など、カネ・モノ・ヒトが国境を越えて移動することである。このようなグローバル化の波は、結婚というプライベートな領域にまで及んでいる。今や国際結婚は「当たり前」の時代に入り、同じ屋根の下に暮らす夫婦、子供が同じ国籍であるとは限らない。

 そして、国際結婚の増大にともない、今までにない男女の組み合わせの国際結婚、アジア人男性と日本人女性に、われわれは注目した。それは発展するアジアの新興国の男性と海外に行くことに希望を見いだそうとする日本人女性の国際結婚こそ、グローバル化が生み出した新しい結婚のトレンドだからである。

 本連載では、この新しい結婚のトレンドが、なぜ、起きているかを明らかにしていきたい。

世界遺産の観光地にある村を舞台にした噂とは

 昨年、タイの首都バンコクから古都チェンマイに向う寝台列車で、同じコンパートメントにたまたま居合わせた日本人の女性旅行者から、アジアの最果ての国にある小さな村に80人の日本人女性が嫁ぎ、暮らしていると聞かされた。

 その話はにわかには信じがたい話であったので、世界中を行きかう国籍も性別も年齢も異なる旅人たちが、お互いの共通の話題がないままに友達になるときのための道具、その場を盛り上げるための噂話のひとつであることにすぐに気がついた。しかし、「火の無い所に煙は立たぬ」ということわざがあるように、この手の噂話は旅人が実際に見聞きした情報からはじまっているので、たいてい、本当のことが含まれている。

 アジアの最果ての国とは、もちろん、日本を中心として考えた場合の最果てで、それはトルコのことである。日本から見たアジア大陸の西端のひとつはボスポラス海峡につきあたる。そして、その海峡の先がヨーロッパ大陸となる。トルコはそのヨーロッパ大陸とアジア大陸のふたつの大陸からなる国である。

 ただし、ボスポラス海峡のあるイスタンブールはヨーロッパ側とアジア側の両方があり、そのアジア側から東はアジア大陸となるので、トルコの領土のほとんどはアジア大陸となる。そう考えるとトルコはアジアの最果てではなく、ヨーロッパ大陸への入り口といったところであろう。噂話の小さな村とはそのトルコにあるカッパドキアというところであった。

 カッパドキアという町の名前を聞いた瞬間、「知っている」と思った人もいるだろうし、「行ったことがある」と思った人もいるだろう。そう思うのもそのはずで、カッパドキアはきのこの形の奇岩が林立する不思議な大地が見られることで有名な観光地で、世界遺産にも指定されている。そのカッパドキアにある人口3000人の村に今では80人の日本人女性が結婚して、暮らしていると、寝台列車で一緒になった日本人の女性旅行者は話す。

国際結婚する日本人女性が増えている?

 もし人口3000人の村の村に80人もの日本人女性が本当に嫁いでいたら、世界の七不思議とまでいかないが、日本の七不思議にくらいにはなるだろう。

 2005年の『国勢調査』の未婚率を見ると、日本人女性の25歳から29歳の59%が未婚で、30歳から34歳で32.4%が未婚となっている。2003年に出版された『負け犬の遠吠え』(酒井順子著)では「30歳以上で未婚で子なしの女性は結婚して幸福にしている女性と比べれば負け犬」とし、負け犬という言葉は一時期、ずいぶんと流行った。しかし、30前半の女性の4人にひとりが未婚では、日本は負け犬だらけということになる。そう考えるとこのカッパドキアの話は聞き捨てならない。

 そこでカッパドキアの話を、彼女に詳しく聞くことにした。

コメント5件コメント/レビュー

アメリカあたりが文化的であるなんていうのは妄想に近い。極めてカルチャーの香りがしてこない。トルコのほうが歴史的に見てはるかに文化的。なんせローマ帝国の中心であったのだから。女性たちは現地に行って肌で感じているのだろう。日本人女性がトルコの男性と結婚してもなんらおかしくはない。グローバリズムやいわれのない偏見に侵された日本なんかよりずっと生活しやすいのではないか。(2010/09/22)

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いただいたコメント

アメリカあたりが文化的であるなんていうのは妄想に近い。極めてカルチャーの香りがしてこない。トルコのほうが歴史的に見てはるかに文化的。なんせローマ帝国の中心であったのだから。女性たちは現地に行って肌で感じているのだろう。日本人女性がトルコの男性と結婚してもなんらおかしくはない。グローバリズムやいわれのない偏見に侵された日本なんかよりずっと生活しやすいのではないか。(2010/09/22)

1890年のエルトゥールル号遭難事件の際、日本人の献身的な救助はトルコでは有名で日本人に対する好意的なトルコ人が多いと聞いたことがあります。イラン・イラク戦争の際、テヘランに取り残された在イラン日本人の国外脱出にトルコ政府が協力し、撃墜の危険の中,トルコ航空機を派遣した事件(1985年3月)は、かなり有名だと思います。そのような背景も取材された上で、再度掲載して頂くとより一層深みのある記事になると思います。(2010/09/22)

 タイトルに興味を持ち、読み始めました。ですが、なかなかカッパドキアの話にならず、まずはタイトルの事実関係を明らかにしてくれ、という気持ちです。 確かに冒頭に『このコラムでは、この新しい結婚のトレンドが、なぜ、起きているかを明らかにしていきたい。』とありますので、主題はそこなのでしょう。それをデータや事象をもとに明らかにすることにも興味を感じます。 ですが、希望としては、タイトルにあるカッパドキアがどうなのか、なぜそのような(噂?)話になっているのか、から入っていってほしいと思いました。そうこうしているうちに、第一回が終わってしまったのは、かなり消化不良です。 同時に、次回への期待は大きなものがあります。(tapioka)(2010/09/21)

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