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黄昏時の国内人材派遣業界

2010年9月7日(火)

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蘭企業がフジスタッフの完全子会社化に乗り出した。派遣法改正と景気の不透明さがその背景にある。海外進出や異業種参入に活路を見いだそうとの動きが急だ。

 8月中旬、世界第2位の総合人材サービス会社、蘭ランスタッドグループがジャスダック証券取引所上場の人材派遣会社フジスタッフホールディングスに対するTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化に乗り出すとのニュースが注目を集めた。

 蘭企業による日本の派遣会社の買収。フジスタッフは「世界規模で業務を行うノウハウを得て、長期的に安定成長を実現するための最良の選択」と説明する。だが、見方を変えれば、今回のTOBは日本の派遣業界の衰退を物語っている。

 派遣業界の疲弊の背景には、リーマンショックに端を発する世界同時不況と、秋の臨時国会で継続審議される労働者派遣法改正案の影響がある。

派遣法改正の可能性が高まる中、国内の人材サービス業界は大きな転機に立たされている(写真:毎日新聞社/アフロ)

 派遣法改正案は、派遣会社に登録し、仕事がある時だけ働く「登録型派遣」や、2カ月以下の短期派遣を原則禁止とするものだ。今秋の臨時国会で法案が成立すれば、派遣業界は大打撃を受けることとなる。

 そこで、派遣会社はこぞって生き残り策を講じ始めた。キーワードは、グローバル化と異分野参入だ。

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「黄昏時の国内人材派遣業界」の著者

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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