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「買い疲れ」投資家、日本株離れ

  • 加藤 修平,伊藤 正倫

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2010年9月7日(火)

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急速な円高と景気減速懸念を受け、政府と日銀はそれぞれ緊急対策を発表した。しかし、さえない日本株に裏切られ続けてきた個人投資家の「買い疲れ」は深刻だ。投資家を呼び戻すには、企業が描く成長のシナリオと、それを支える政策が必要だ。

 円高が逆風となる自動車株で、年初来高値を更新した企業がある。トヨタ自動車の子会社、ダイハツ工業だ。

 トヨタの株価が2890円の年初来安値に沈んだ8月27日。ダイハツ株は、小刻みに利幅を取る短期資金などを呼び込み、24日からの4連騰で1082円とほぼ1年ぶりの高値をつけた。

疲れた個人、ダイハツ買い

 ダイハツの2010年4~6月期連結決算は、インドネシアでの販売増などで営業利益が約350億円と前年同期の7倍に達した。好業績を材料に株価が上がるのは正常な市場の反応だ。

PBRが解散価値の1倍を下回る主な国際優良株"

 だが、今のダイハツ株は上場子会社ゆえに急騰しているとの指摘がある。トヨタが発行済み株式の5割強を握るために浮動株が少なく、少しの買い注文でも値上がりしやすいからだ。

 一方のトヨタ株は無反応。

 エコカー補助金の期限切れで国内販売が急減するとの懸念に加えて、急速な円高。さらに、国内証券の株式担当者はトヨタ株が低迷する原因に「個人投資家の買い疲れ」を理由に挙げる。

 今年初め、トヨタは米国での大量リコール(回収・無償修理)に揺れた。急落した株価を支えたのが「逆バリ」の個人投資家。株価が売られすぎと判断して下値で仕込む投資手法だ。

 ギリシャの財政不安などから外国人投資家が売りに回った4月以降も個人はトヨタなどの主力株を買い支えた。

 しかし、株価は下げ止まらない。

 信用取引で手元資金を超える額をつぎ込んだ投資家も多く、「個人は含み損で身動きが取れなくなり、ついに様子見を決め込んだ」(いちよし投資顧問の秋野充成・運用部長)。

 個人の買い余力が低下したことで、市場が評価するニッポン株式会社の価値もがた落ち。それを象徴するのがPBR(株価純資産倍率)だ。

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