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中国で存在感、知られざる都市開発メジャーの正体

スターよりもチームで拡大する英アラップグループ

2010年9月7日(火)

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 日経ビジネス2010年9月6日号が特集した「スマートシティ~40兆ドルの都市創造産業」。その関連企画、第2弾は英ロンドンに本社を置くアラップグループを紹介する。

 日本では知る人ぞ知るのアラップだが、「鳥の巣」の愛称で有名になった北京五輪スタジアムの設計にも加わった会社と言えばイメージが分かるだろう。

 こう説明すると建築設計事務所のように捉えられるかもしれないが、同社の業務内容を正確に表すと、都市建設分野の総合エンジニアリング会社。ビル、交通やエネルギーインフラなど様々な分野の設計に携わる。

 設計のみならず、都市全体のコンセプト作りに基本プランの作成、そしてプロジェクトの資金調達スキーム作りから自治体の政策立案支援と、都市開発にかかわるバリューチェーンの多くを手がける。スマートシティの分野でも存在感を発揮し、特に中国では20以上の開発プロジェクトに関わっている。

 都市計画の作成において、アラップが何を重視しているのか。同社のロンドン事務所で、グローバルに都市の基本計画作り指揮するマルコム・スミス氏に話を聞いた。

 ―― 中国を始め、スマートシティの開発でアラップの存在が際立っています。その強さの背景はどこにあるのですか。

アラップのロンドン事務所で都市計画作りを指揮するマルコム・スミス氏

マルコム・スミス まず、アラップはどのような会社か、簡単に説明する必要があるでしょう。というのは、それが街づくりや都市計画におけるアラップの強さと深く関わっているからです。

 都市計画における強さの1つは、この会社の組織形態に根付いています。我々は非公開企業ですが、誰か1人のオーナー経営者が会社を所有しているのではなく、1人ひとりの従業員を代表するトラストが会社を所有しています。

「トラスト」が所有する会社の強み

 過去20~30年の間、デザイナー個人が非常に有名になり、ヒーローのようにもてはやされてきました。もちろん、アラップもこうした、いわゆる“スター建築家”たちとの仕事を享受してきました。

 しかし、都市計画のような大きく複雑な問題に対処しようとする時には、また別のアプローチが重要となります。それは、異なる知識やアイデアを持つ専門家が集まり、それぞれが協力して複雑な問題を解決していくことです。

 誰か1人が会社を所有するのではない、パートナーシップという考え方は、都市作りの考え方に非常に似ています。スター建築家1人の力で都市全体をデザインできるわけがないからです。

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「中国で存在感、知られざる都市開発メジャーの正体」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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