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【隠れた世界企業】兄と弟が切磋琢磨

清本鉄工(宮崎県延岡市、鋳鋼や産業用機械の設計・製作)

2010年9月14日(火)

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不況の最中、多角化により利益を確保する清本鉄工。中小企業としての“分”を守りつつ、成長源となった旭化成に恩を返す。会長、社長という2人の兄弟がそれぞれの事業で中国に打って出る。

 「サツキ」「メイ」そして「ネコバス」ーー。

 宮崎県延岡市の南部に位置する土々呂町にある清本鉄工の本社では、町の名前にちなみ、人気映画「となりのトトロ」のキャラクターたちが出迎えてくれる。職場の雰囲気を明るくしたいと、スタジオジブリから許可を得て工場の壁に描かれたものだ。

 鉄の会社からは、想像しにくいキャラクターを飾る職場。その姿が象徴するように、清本鉄工はユニークな経営スタイルを取っている。その1つが、事業部の運営だ。

2つの支社が別会社のように競争

 清本鉄工が現在、手がける分野は幅広い。船舶用アンカーや船尾部品などの鋳鋼事業、そして食品機械の設計・製作や各種発電用設備の機器設計・製作などの製品事業、化学工場のメンテナンス事業など多種多様だ。

 国内の拠点は大きく2つある。佐賀県に構える佐賀支社と、宮崎県延岡支社兼本社だ。佐賀支社は鋳鋼事業、延岡支社は製品事業やメンテナンス事業を担当する。

 「会長を務める兄の賢介が佐賀を、そして私が延岡を担当しています。切磋琢磨しながらやってます」。清本英男社長はニヤリとしながら語る。

 兄弟で事業責任を明確にし、それぞれが事業の最大化を図る。各事業部は別の会社のように、基本的に人材も資本も独立して運営されている。「あちらには負けない」と、競争しながら全体の売り上げを伸ばしてきた。

 清本鉄工の業績は、世界的な景気低迷のあおりを受けて業績を悪化させる中小企業が多い中、利益を確保している。2010年3月期の売上高は194億6800万円、経常利益は約4億円を計上した。リーマンショックが襲った2009年3月期も利益を確保している。

 「最近は兄貴の追い上げがすごくてねぇ」

 清本社長が語るように2つの事業部の売上比率は、以前までは全売上高の3分の2を清本社長が管轄する延岡支社、残りを佐賀支社の構成だったが、最近では拮抗しつつある。

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「【隠れた世界企業】兄と弟が切磋琢磨」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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