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「草食男子」は海外からも見捨てられ始めた?

経済力のあるアジアの若い男性のほうが“魅力的”

  • 山田 昌弘

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2010年10月26日(火)

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 前回述べたように、経済状況と結婚状況には、密接な関係がある。日本で結婚したくてもできない人が増えているのは、ここ20年の日本の経済停滞と密接に関係している。経済停滞の結果、若い男性の収入が不安定になっていることが、結婚を遅らせている最大の要因なのだ。

 そして、グローバル化が進展している現在、経済状況が結婚に与える影響は、日本国内だけに留まらない。1980年代、国際結婚が増え始めた時期は、確かに、日本の経済力はアジアの中で抜きんでていた。だから、アジアの女性が来日し、日本人男性と結婚するというパターンが増えたのだ。

 しかし、21世紀に入ってから、日本の経済停滞を尻目に、アジア諸国の経済発展が目立つようになった。韓国、シンガポールや香港のような新興工業国だけではなく、中国、インド、トルコやASEAN諸国の台頭も著しい。

国外では「外国人男性」&「日本人女性」が増加

 その結果、近年、統計をみても、国際結婚に変化が見え始めている。それは、国内における日本人男性-外国人女性の結婚が少なくなる一方、国外での外国人男性と日本人女性の結婚が増えているという点だ。

 まず、戦後の国際結婚の動向を統計からみてみよう。

 2009年、国内で夫婦の一方が外国人である結婚は、3万4393組。国内での日本人同士の結婚は67万3341組である。国内の結婚の約5%が国際結婚である。

 ここで、「国内の」と書いたのは、海外で結婚した分を含んでいないからである。海外の在外公館に届けられた日本人の婚姻件数は1万1953組。ただ、この数字は、日本人同士が外国で結婚したものも含まれている。外国で結婚した夫婦の一方が外国人である結婚は、2008年データでは、1万321組となっている(日本人同士2215人)。
(ただ、事実上結婚しても、日本公館に届けないケースも多いので実数はもっと多いと思われる)

 2008年のデータで計算すると、日本人同士で結婚した人数は、138万2704人、外国人と結婚した日本人は、4万7290人。結婚した日本人の3.3%、30人に一人は外国人と結婚しているという計算である。

 これを男女別、国内外別にみると、国際結婚の動向がよくわかる。例えば、国内での国際結婚は、日本人男性が多く、逆に、国外では日本人女性が圧倒的に多い。2008年に日本で外国人男性と結婚した日本人女性(8249人)よりも、国外で外国人男性と結婚した日本人女性(8686人)が多い。逆に、外国人女性と結婚した日本人男性は、国内2万8720人なのに対し、国外はわずか1635人、国内の一割にも満たない。

国際結婚の動向

国内での国際結婚
(年) 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2008
日本人男性-外国人女性 4386 7738 20026 20787 28326 33116 28720
日本人女性-外国人男性 2875 4443 5600 6940 7937 8365 8249
国外での国際結婚
日本人男性-外国人女性 520 2104 1618 1672 1491 1635
日本人女性-外国人男性 1529 3050 5974 6913 8329 8686

コメント21件コメント/レビュー

米国永住者です。主人は米国人です。結婚して27年、喧嘩もしたし、離婚も考えたこともありましたけど、結局うまくいっているようです。私の場合は日本の両親の仲が悪かった。彼らのことを細かく書いていると切が無いので、やめておくが、結局は私は誰か日本から連れ出してくれる人を求めていたんだと思う。また、英語しかわからないなら私の家族のごたごたを察知できない人。こちらで出会う日本人妻達の多くも結構実家に問題がある人が多いように感じる。ここでちょっと主人の自慢をしてみたい。主人は父が母に働いていたような暴力を私に振るわない。これだけでも私は幸せである。また、この彼の性格のお陰で父(もちろん日本人)がどんなに内天狗な人かわかる。両親とも亡くなったが、今でも父が母にしたことを赦せない。そういう訳で、外国人と結婚する日本女性の心理の根底には日本人男性には知られたくないもっと複雑なものがあるんだと思いますよ。(2010/10/27)

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米国永住者です。主人は米国人です。結婚して27年、喧嘩もしたし、離婚も考えたこともありましたけど、結局うまくいっているようです。私の場合は日本の両親の仲が悪かった。彼らのことを細かく書いていると切が無いので、やめておくが、結局は私は誰か日本から連れ出してくれる人を求めていたんだと思う。また、英語しかわからないなら私の家族のごたごたを察知できない人。こちらで出会う日本人妻達の多くも結構実家に問題がある人が多いように感じる。ここでちょっと主人の自慢をしてみたい。主人は父が母に働いていたような暴力を私に振るわない。これだけでも私は幸せである。また、この彼の性格のお陰で父(もちろん日本人)がどんなに内天狗な人かわかる。両親とも亡くなったが、今でも父が母にしたことを赦せない。そういう訳で、外国人と結婚する日本女性の心理の根底には日本人男性には知られたくないもっと複雑なものがあるんだと思いますよ。(2010/10/27)

>アジアの経済発展によって、アジアの若い男性の経済力が高まる。発展している最中の国では、伝統産業で働いている中高年男性より、学歴が高い若年男性の方が、就職、ビジネスチャンスに恵まれる。  これって二・三十年前の日本のことですよね。ということは、今発展し続けているアジア諸国でもそのうち成長が頭打ちになって日本と同じことが起きるわけですね。・・・で、結局何が言いたいのでしょう。また他コラムのようなレッテル貼りが始まるのでしょうか。(2010/10/26)

草食男子と呼ばれる若い男性は、現代日本という環境に過剰適応した存在ですので、そもそもグローバルな存在だと考える方がおかしいのでは。マザコンはどこの世界にもいるようですが。むしろ国際結婚派の女性が、ドラマみたいな恋愛をしたいという幻想を持ちすぎなんじゃないかと。国際結婚の離婚率や、子供を巡るトラブル等を勘案すると、結果的に「結婚相手」としては同じ環境に適応してきた日本同士が合うと思いますよ。(ちなみに私は女です)(2010/10/26)

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三品 和広 神戸大学教授