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「自民党の敗北」に学ぶ、海外の長期政権与党

国民のために働けない政党はいらない

2010年11月11日(木)

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 今年10月、約半年ぶりにマレーシアの地を踏んだ。目的は半世紀以上も与党に君臨する、UMNO(統一マレー国民組織)の国際フォーラムでパネリストを務めることだ。

 私、田村耕太郎はマハティール・ビン・モハマド元首相の基調講演の後のパネルディスカッションでの登壇が求められていた。マハティール元首相のシニカルで挑発的な話を受けてのパネルだっただけに、議論は白熱した。その概要は、後ほど記すことにしよう。

自民党をモデルとした「統一ロシア」

 そもそも、いったいなぜパネリストとして私が呼ばれたのか――。ここでいったん、私のUMNOとの出会いへ時計の針を戻そう。それは、2009年11月下旬にサンクトペテルブルグでのロシア与党、統一ロシアの党大会での私の発言がきっかけだった。当時、私はロシア上下両院の多数を占める統一ロシアの友好政党自民党を代表して、党大会に招待されていた。

 統一ロシアは、その結成に当たって、党首の長期政権を目的に、世界中の長期政権を研究し尽くした。その結果として、日本の自由民主党をモデルに造られた政党だ。

 ゆえに、昨年の総選挙での自民党の敗北と政権交代は、統一ロシアにとって大きな衝撃であった。そのため、統一ロシア党幹部から、自民党の代表者より詳しく敗因を聞きたいとの意思表示が事前にあった。

 昨年の統一ロシア党大会はいろいろな意味で、気合が入っていた。ひとつは開催地。昨年初めて開催地をモスクワ以外で選定。決まったのはサンクトペテルブルグ。かつてレニングラードとも呼ばれたこの地は、ウラジミール・プーチン党首の、そしてドミートリー・メドベージェフ大統領の、故郷である。

 もうひとつは、隣国「日本における政権交代」である。特に“チェンジ”の掛け声のもとに誕生した米国バラク・オバマ大統領から日本の政権交代までの、世界における、既存の政権政党に対する風当たりの強さをひどく警戒していた。

 統一ロシアの国際フォーラムで、党におけるプーチン党首に次ぐ実力者である、ボリス・グリズロフ下院議長から指名を受け、自民党の下野を受けての21世紀のための政党改革案について以下のポイントで語った。

政党内部の人間関係より国民との対話の姿勢を重視せよ
国民の声を聞く姿勢とそのためのインフラを作れ
国民の声を聞いても国民に迎合する必要はない
国民のためだと思ったら、政党や自らの政治生命を失う覚悟でぶれずに自説を貫け

 ロシア側はそれをしっかりメモに取りながら聞いていた。その後のプーチン党首の演説では「政党のための政治をするな! 政党は道具にすぎない。国民のために働けないならそんな政党はいらない」とのくだりがあった。また、各地域支部に統一ロシアへの陳情・意見書を受け付ける目安箱を設置することを決めた。私の発言に影響を受けていたと考えては不遜だが、少なくとも自民党の苦杯からは学んでいる様子だった。

 こうした私の分析・提言を同じ場所で聞いていたのが、UMNOの指導者たちだった。その場で「今のような話をマレーシアで我々の党員に聞かせてほしい」と私に話しかけてきた。私は、軽い気持ちで快諾した。これが出会いだった。

コメント15件コメント/レビュー

日本国民も多いに参考にすべき。自立心なき民族は滅ぶのは必然!日米安保もいつ崩れるか判らなくなった民主党政権。 日本国民は本気で国防や外交を考えるべき時ではないだろうか?中国崇拝者集団に政治を任せていて良いのだろうか?         11/12 アキラ(2010/11/12)

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「「自民党の敗北」に学ぶ、海外の長期政権与党」の著者

田村 耕太郎

田村 耕太郎(たむら・こうたろう)

前参議院議員

早稲田大学卒業、慶応大学大学院修了(MBA取得)、米デューク大学ロースクール修了(証券規制・会社法専攻)(法学修士号取得)、エール大学大学院修了(国際経済学科及び開発経済学科)経済学修士号。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

日本国民も多いに参考にすべき。自立心なき民族は滅ぶのは必然!日米安保もいつ崩れるか判らなくなった民主党政権。 日本国民は本気で国防や外交を考えるべき時ではないだろうか?中国崇拝者集団に政治を任せていて良いのだろうか?         11/12 アキラ(2010/11/12)

朝の貴重な時間を費やして読んだのを後悔しています。内容がなく、ただ要人に会ったという自慢。それにお笑い芸人のようないでたちで一国の首相に会ったのですね。落選決定の瞬間にHPやブログを閉鎖した人なので、何か言いたいのかなと期待していた自分が馬鹿でした。(2010/11/12)

この記事のタイトル、はじめは目を引いた。特に自民党の下野を受けての21世紀のための政党改革案のポイントあたりは、そのとおりだと思って好意的に読んだ。しかし、その後はどんどんつまらなくなってきた。そもそも彼は読者に何を言いたいのか、何を訴えたいのかが伝わって来ない。こんな程度の発言力では落選して当たり前だろう。要するに田村氏の自慢話を読まされているようで大変不愉快に感じた。次回以降の田村氏の連載記事は、もっと読み応えのある内容でないと、日経BPの見識が問われるだろう。(2010/11/11)

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