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EV電池にも迫る韓国の脅威

2010年11月9日(火)

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携帯電話・パソコン向け電池で韓国メーカーにシェアを奪われる日本勢。EV(電気自動車)向けでも、韓国のLG化学が相次いで受注を獲得する。円高と各国政府の支援策は、国内生産が中心の日本勢に海外進出を迫る。

 EV(電気自動車)・ハイブリッド車向け電池でも、日本メーカーが韓国企業に圧倒される──。携帯電話・パソコン用2次電池で、世界シェアが凋落傾向にある日本勢の恐れていたシナリオが、現実味を帯び始めている。

 台風の目になっているのが、韓国のLG化学だ。今年11月に米ゼネラル・モーターズ(GM)が米国で発売を予定するEVの「シボレー・ボルト」向けにリチウムイオン電池を供給することが決まっている。

 LG化学はEV向け電池で、世界の自動車メーカーと次々に大型契約を獲得している。韓国の現代自動車・起亜自動車はもちろんのこと、米国メーカーでは、GM以外にフォード・モーターへの供給も決めた。米国の2社は大規模な量産を前提にしており、受注金額も大きいと見られる。

LG化学が日産の盟友を顧客に

 さらに9月末以降、日本メーカーを震撼させる動きが相次いでいる。

 まずは日産自動車の資本提携先で、同社がEV用電池を供給する予定の仏ルノーに、LG化学が電池を供給することが明らかになった。LG化学は2011年からルノーが量産する予定のEVに電池を供給するだけでなく、欧州に工場も建設する見通しだ。

 「EVを量産するための電池の数を確保するために、(ルノーは)日産以外の電池供給元も必要だと判断したのだろう」と日産の志賀俊之COO(最高執行責任者)は説明する。

 しかし日産で電池生産を担当する関係者には衝撃が走った。ルノー向けで数を稼ぎ、生産規模を拡大、電池のコストダウンを実現する計画に黄信号がともったことを意味するからだ。日産が日本と米国以外に、欧州で生産する予定の電池は、主にルノーに供給することが前提になっている。

 またLG化学は「アイ・ミーブ」などEVに力を入れる三菱自動車と電池を共同開発するとも報じられた。

 現在、三菱自はジーエス・ユアサコーポレーション、三菱商事との共同出資会社で生産するリチウム電池を使っている。そのためか三菱自は、「憶測にすぎず、何も決まっていない」と否定する。ただ、その一方で、「電池メーカーを1社に限定せず、常にいろいろな選択肢を考えている。競争の中で生き残るには、電池のコストを何とかして下げることが不可欠だ」(中尾龍吾・商品戦略本部長)とも語る。

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「EV電池にも迫る韓国の脅威」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス記者

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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