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世界一の自動車市場、中国に異変

  • 北京支局 坂田 亮太郎,山崎 良兵

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2010年11月16日(火)

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米国を抜き、世界一の自動車市場になった中国で異変が起きている。競争激化で、新車販売の収益性が低下。中国勢の業績悪化が目立つ。好調な日本勢も、中古車やアフターサービスの強化で“備え”を急ぐ。

 2009年に米国を抜き、世界最大になった中国の自動車市場。2010年は、前年の1364万台から1700万台を超えるまで急拡大する見込みだ。日系メーカーも中国で販売台数を伸ばしており、収益の大黒柱になろうとしている。

 そんな世界一の自動車市場で今、異変が起きている。多くの自動車メーカーが生産能力を増強する中、在庫水準が高まり、価格競争は激化している。中国系メーカーでは、収益が悪化するケースも出てきた。

 中国の自動車産業の台風の目とされるBYD。米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が投資し、EV(電気自動車)にも積極的なことから、世界的に注目を集めている。

 そのBYDが10月26日に発表した7~9月期の決算が、業界に波紋を投げかけている。前年同期比で、売上高は約103億元(約1260億円)とほぼ横ばいだったが、純利益は約99%減の約1200万元(約1.5億円)に落ち込んだ。

 いったい何が起きているのか。市場全体が成長している中で、BYDの前年同月比の販売台数は、8月は約19%減、9月は約25%減と、目も当てられない状況だ。「生産を急拡大し、安売りでシェアを伸ばす戦略が立ち行かなくなっている」と中国に進出する日系自動車メーカーの幹部は指摘する。

 BYDはディーラーに多数の在庫を持たせ、高い販売台数目標を与えて、販売を拡大。台数目標を達成したディーラーには、多額のインセンティブ(奨励金)を支払う手法で、シェアを伸ばしてきたとされる。

中国の国民車が4割引きに

2009年に中国で最も売れたBYDの「F3」は、今年6月以降販売が急減(写真:中国新聞社)

 その結果、猛烈な価格下落が起きている。例えば、BYDの主力車種である「F3」。トヨタ自動車の「カローラ」に似たデザインで、2009年に中国で最も売れた自動車だ。BYDの自動車販売の7割を占めた。

 このF3の値下がりが著しい。中国の自動車価格情報サイト「網上車市」によるとメーカー希望小売価格の6万7800元(約83万円)に対して、最低販売価格は4万2000元(約51万円)。値引き率は実に38.1%にも達する。

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