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米国発! ビジネス最前線 世界初、ES細胞の臨床試験

  • 水野 博泰

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2010年11月18日(木)

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ES細胞を使った世界初の臨床試験開始で脚光を浴びる。再生医療の先端企業だが、内情は赤字続きの自転車操業。「ファンド資本主義」は最先端研究を支え続けられるのか。

 10月11日、米バイオ企業のジェロンがヒト胚性幹細胞(ES細胞)を使った世界初の臨床試験を開始したとのニュースが大きく報道された。再生医療の実現に向けた華麗な第一歩として脚光を浴びたが、世界最先端を走るバイオ企業の懐事情は、実は「火の車」である。

ファンド資本主義の力で延命

 1990年の設立(事業開始は92年)から20年間、ずっと赤字決算が続いている。2009年12月期には保有特許のライセンス料を中心に約170万ドル(約1億4000万円)の収入を得たが、研究開発費と人件費を中心とする費用に約7200万ドル(約58億円)かかり、純損失は約7000万ドル(約57億円)となった。黒字化の見通しは立っていない。

 累積債務は2009年末時点で5億7730万ドル(約470億円)にも達している。好景気に沸いていた1996年に株式を上場。2000年3月に株価は最高値の78ドルをつけたが、その後は低迷し、ここ数年は10ドルを切っている。ES細胞の臨床試験開始の報道後もそれほど大きな買いは入らなかった。市場が冷え込む中、株式の新規発行による追加資金調達も難しい。それでも、経営幹部が1億~3億円の報酬を得ているのはいかにも米国流だ。

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