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オバマ、目の上の瘤取れず?

  • ニューヨーク支局 水野 博泰

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2010年11月18日(木)

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11月2日、米中間選挙で野党共和党が躍進、民主党が歴史的大敗を喫した。さらに、リベラル強硬派のペロシ下院議長の続投宣言がオバマ政権を揺さぶる。融和か膠着か――。3年目に入るオバマ政権は重大な岐路を迎えている。

 「民主党とバラク・オバマ大統領にとって、これは悪夢だ」――。

 11月5日金曜日、こんな論調のニュースが、米首都ワシントンから発信された。3日前、民主党は中間選挙で歴史的大敗を喫していたが、悪夢というのはそのことではない。

 2007年から下院議長を務めてきたナンシー・ペロシ氏(民主党、カリフォルニア州選出)が、共和党に多数党の座を明け渡す次期会期も少数党代表の「院内総務」にとどまる意向を示したというのだ。中間選挙の敗北以上の負のインパクトを現政権に与えるという危機感とともに伝えられた。

 ペロシ氏の大統領継承順位はジョセフ・バイデン副大統領(上院議長を兼務)に次ぐ第2位。11回当選、女性初の下院議長という名誉を得た民主党の重鎮である。政治信条は筋金入りのリベラル。同性婚や中絶を擁護し、格差是正や社会福祉を重視する左派の極に立つ人物である。

前門の共和党、後門のペロシ

 下院議長としての議会運営姿勢に関して野党共和党から強い反感を買い、それが民主党と共和党の対立と分断を深めたと言われる。下院議長の職権を振りかざし、野党議員に十分な演説をさせない、法律の改正案の提出もままならない、証人喚問もさせてもらえないなど、共和党側の不満は大きい。

 米議会では珍しいことではないにしても、オバマ氏が掲げた「超党派の融和政治」という政権運営のスローガンとは全く相容れない敵対ムードを作り出した。最もパワフルな身内でありながら、オバマ大統領にとっては扱いの難しい「目の上の瘤」でもあった。

 実際、今回の選挙戦ではオバマ氏よりむしろペロシ氏を名指しで批判する広告が全米で数多く打たれた。共和党との妥協を拒み、医療保険制度改革をはじめとするリベラル政策を強引に進め、より切実な雇用対策を放置した張本人としてやり玉に挙げられたのだ。

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