• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

日本株の夜明けは遠い?

  • 伊藤 正倫,小瀧 麻理子

バックナンバー

2010年11月29日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

約5カ月ぶりに1万円台を回復した日経平均株価。円高の一服をきっかけに当面堅調な株価を期待する声は少なくない。世界の過剰流動性が向かう“最後の市場”となった日本株市場に日は昇るか。

 「2009年相場の再現か」──。

 11月18日に日経平均株価が1万円台を回復する3日前の11月15日。ゴールドマン・サックス証券が発表した約20ページの日本株に関するリポートが市場を活気づけるきっかけになった。

 リポートが着目したのは2009年末との類似性だ。2009年にも円相場が1ドル=101円から同86円に14%も上昇した。だがその後、2009年 12月に1ドル=86円だった円は反落し、2010年5月には同95円と、約10%下落。この間日経平均株価は約20%も上昇した。

 「今回も近い構図がある」。ゴールドマンのリポートはそう言う。実際はどうなのか。

 円相場は今年5月から10月にかけて1ドル=95円から同80円と約15%上昇した。だが、その後、日本銀行が実質的な金利ゼロ政策を復活。さらに米当局も金融緩和を続ける方針を強調し始めた。各国が自国通貨を割安に誘導する通貨安競争を回避することで合意したため、最近の円相場も83円台まで戻した。確かに類似性はありそうだ。

日米大手証券のお墨付き

 ゴールドマンはリポートで、「円相場は当面のピークを打った可能性がある。これが短期的に日本株の支援材料になる」と指摘。同日付でアジア市場における日本株への投資比率を引き上げた。株価の割安感や、円安メリットを受けやすいため米国売上高比率の高さを基準に企業も抽出しており、セイコーエプソンや第一三共、ソニーなど29社を有望銘柄として挙げている。

 同じ日には国内最大手の野村証券も「日本株アンダーパフォーマンスの終わり」と題したリポートを公表。円高一服や日本企業の業績に底入れ感があることなどを理由に、電機・精密セクターの投資判断を引き上げている。期せずして、日米最大手証券が同じ時に日本株にお墨付きを与えた格好になった。

 11月16日には韓国が利上げに踏み切り、韓国企業の収益力が弱まるとの観測から、同日のソニー株などが上昇。同じ流れで、外国人投資家の買いが膨らみ、18日に1万円台回復を果たした。

 企業年金連合会の山本卓チーフ・ファンドマネジャーは「特にメガバンクなどの金融株はキャッシュフローの水準の割に売られすぎている。事業モデルとしては課題が多いが、割安感は非常に強い」と話す。

 問題はこの株価上昇が日本株の“夜明け”につながるかどうか。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面倒くさいことを愚直に続ける努力こそが、 他社との差別化につながる。

羽鳥 由宇介 IDOM社長