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安売り選ばず海外に活路

スノーピーク(新潟県三条市、キャンプ用品の開発・製造)

2010年12月27日(月)

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1980年代後半にオートキャンプブームの火つけ役に。バブル崩壊後は、欧米へのキャンプ用品の輸出に取り組んできた。ユーザー視点に立ったモノ作りで、国境を越えたヒット商品を生み続けている。

 江戸時代から金物製造が盛んな新潟県の燕・三条地方。その技術の意外な派生商品を世界21カ国で売る企業がある。キャンプ用品大手のスノーピークだ。テントや寝袋、小型ストーブ、食器など600品目を手がけるが、金属加工は地場企業に頼っている。

 いずれの商品も品質やデザインにこだわるあまり価格は高い。だが、そのこだわりが、「スノーピーカー」と呼ばれる熱烈なファンを生む。年に8回開く屋外イベントには合計5000人の枠に2万人以上が申し込む。

 2010年12月期は売上高28億5000万円、営業利益2億円を見込む。決算期を11月から12月に変更したが、その影響を除いても売上高は、2期連続で過去最高を記録する。売上高の海外比率は約35%。「5年後には国内と海外で半々に、10年後には海外分を7割まで引き上げたい」と山井太(とおる)社長は語る。

金物問屋から登山道具の開発へ

 今でこそ国際的なキャンプ用品ブランドとして知られるようになったスノーピークだが、1958年の創業時は金物問屋だった。間もなく創業者で、山井社長の父親である山井幸雄氏は自身が好きな登山道具を作り始めた。

 自ら設計したアイゼン(靴底につける滑り止め金具)などを近隣の加工業者に作ってもらい、それを谷川岳で使ってみる。「利用者でもある自分たちが欲しいモノを作る」(山井社長)という社風は、こうして創業期に生まれた。

 外資系商社を経て86年に入社した山井社長も、利用者の視点に立ったモノ作りにこだわった。ただし取り組んだのは登山用品ではなく、キャンプ用品だ。

 88年からクルマを利用するオートキャンプに最適な新しいコンセプトの商品群を販売した。その特徴はテントやイス、テーブルを共通規格で設計し、デザインも統一したこと。テント同士をつなげるなど商品を組み合わせて使えるようにした。

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「安売り選ばず海外に活路」の著者

上木 貴博

上木 貴博(うえき・たかひろ)

日経ビジネス記者

2002年に筑波大学を卒業し、日経BP入社。「日経ビジネス」「日経情報ストラテジー」「日経マネー」編集部などを経て、2016年4月から現職。製造業を中心に取材中。趣味は献血(通算185回)。相撲二段。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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