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正月、実家に帰る意味が分からない

料理に走りまわる女たちと、「やることないから」ゴルフに行く男たち

2011年1月14日(金)

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 正月を里に帰らずひとりで過ごしました。仕事で忙しい時は忘れていますが、こんな人生でいいのか、ふと疑問に思う時があります。(30代女性)

 遙から

 価値観やライフスタイルというものが究極に表れるのが、正月の過ごし方だ、と痛感する今年の幕開けだった。

 独身で働くスタイルが自分の生き方として確立してからというもの、家族で過ごす正月の光景になじめなくなった。

 まず、実家に帰る意味が突然わからなくなった。

 「なぜ帰るのか?」と実家に聞いたところで、明確な答えなどない。「正月だから」だ。ではと帰ってみたところで、自分にとっては“幸せな家族の光景”というものの随所のシーンに腹立たしさしばかり覚える。まず“家族”という枠にくくられた途端、女性たちは台所から出なくなり、30代の甥までが目上の女たちに「お雑煮ちょうだい」と用事を言う。

 自分より上の世代なら、“世代が違うから”と納得も慰めもできたが、次世代の20代までが女を普通に使う光景と、喜々と黙々と動く女の構図には、違和感しかない。

 正月料理に走りまわる女たちと、「やることないから」ゴルフに行く男たち。

 それが“幸せだ”と感じる人たちだけで正月をすればいいのではないか。

 そういった種類の価値観とライフスタイルの人たちは多く存在するし、それはそれだ。

 では、と、独身で働く女性に連絡を取ってみると、「正月中にまとめなきゃいけないレポートがあって」と、寸分の隙間もない仕事命の正月を過ごしていた。そういう人間には正月はただ“仕事に集中できる日”だ。仕事中毒か、家族中毒か、その両極端しかいないのかと、他の独身女性に連絡してみると、女性同士で集まって大晦日から正月を過ごしている友人がいて、そこに合流することにした。

 元旦に行ってみると食事はおせちではなく、グラタン、だ。

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「正月、実家に帰る意味が分からない」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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