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シニア市場、「常識外」に商機

  • 飯山 辰之介,小平 和良

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2011年1月18日(火)

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高齢化と人口減が進む日本。企業は高齢者市場を狙うが、攻略は簡単ではない。だが、カラオケやゲームセンターなど意外なところにも消費の沃野は広がっている。社会問題化しつつある「買い物弱者」も、大きなマーケットに育つ可能性を秘める。

複合カフェ「自遊空間」前橋国領町店ではシニア層がカラオケに興じる(写真:的野 弘路)

 「空っ風」と呼ばれる冷たい北風が吹きすさぶ前橋市。町の一角にある会員制の複合カフェ「自遊空間」の前橋国領町店では、60代から70代のシニア女性6人グループがこぞってカラオケに興じていた。フランク永井の「君恋し」や石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」など、寒さを吹き飛ばしそうな熱気溢れる歌が次々と披露される。

 同店では漫画やインターネットを利用できるブースのほか、ビリヤードや卓球台、カラオケルームなどを備える。グループの1人、米山恵子さん(69歳)は「月に3回ほど皆で利用する。安くて気軽に使えるのがいい」と語る。

 自遊空間を運営するランシステムは2009年の秋から、60歳以上の利用料金を平日半額にする「シニア割」を一部店舗で始めた。通常の利用料金は3時間1000円だが、60歳以上であれば半額の500円で利用できる。

 複合カフェの利用者は20代から40代が中心で、自遊空間では85%がこの世代だ。高齢者の利用は少ない。前橋国領町店でも、高齢者の比率はまだ5%程度。それでも割引実施後は増加傾向にあるという。「少子高齢化が進む中で成長を続けるには、高齢者の取り込みが不可欠」と同社経営企画部の西山利幸課長は語る。

 もっとも高齢者は同社にとって対応したことのない客層でもある。そのため、前橋国領店では高齢者から要望を直接聞き、老眼鏡を用意したり、囲碁の雑誌を揃えるなど地道なサービス強化を進める。高齢者への対応に慣れた30代後半の主婦をパートとして雇い入れ、接客の質の向上も図っている。

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