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鶏肉ブーム、飛来

2011年1月19日(水)

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 日本マクドナルドホールディングスは2010年12月16日、同社の2010年12月期決算の通期業績を上方修正すると発表した。前回発表の予想数値から売上高で90億円(増減率2.8%)、経常利益で21億円(同8.6%)のプラスを発表できた要因の1つに「7月から投入したチキンメニューが予想以上の反響」だったことを挙げた。

 同社は2010年7月から鶏のモモ肉を使ったサンドイッチ「アイコンチキン ソルト&レモン」やチキンバーの「ジューシーチキン」を販売。特にジューシーチキンは2本190円という手頃な価格設定から幅広い層に支持され、もはやマクドナルドの定番メニューの1つとなっている。

 鶏肉メニューが話題になっているのはマクドナルドだけではない。日本の外食産業全体に、鶏ブームがわき起こっている。

 その理由は何か。消費者からすれば、鶏肉は牛肉や豚肉に比べてヘルシーなイメージが強く、女性の支持を得ている。一方、外食業者からすると、ほかの肉に比べて価格が安価で比較的安定しており、調理方法も豊富だ。

 しかし、それらの理由は何も最近分かったことではない。以前から知られていた鶏肉のメリットが、なぜ今ブームの火をつけたのか。そこには、高齢化や個食の増加、長引くデフレに伴う消費者の意識など、日本の消費社会の構造変化の影響が少なからずある。

行列できる「空揚げ専門店」

空揚げ専門店「縁」の吉祥寺店は、夕方ともなれば行列が絶えない

 東京のベッドタウン、吉祥寺駅から2分の幹線道路沿いに、夕方ともなれば行列の絶えない店がある。空揚げ専門店「縁(ゆかり)」だ。

 縁は持ち帰り専用で広さは数坪という小さな店だが、昨年8月にオープンして以来、主婦だけでなく、会社帰りのビジネスパーソンや高齢者までが行列をなすようになった。

 縁を運営するBAN FAMILY & COMPANY LIMITEDの西川淳会長は、2年の歳月をかけて「秘伝」のタレと粉を開発。実験店舗を経て2010年5月、東京の浅草に1号店を出し、FC(フランチャイズチェーン)を含めて12店舗を出店。いずれの店にも行列ができる人気ぶりだ。2011年内に国内50店舗を目標に掲げる。

 「鶏肉は日本人の食文化の1つとして、十分に浸透している。ただ、牛肉などの陰に潜んで、表に出なかっただけ。空揚げ専門店がなかったことがむしろ不思議なくらい」と西川会長は好調の要因を語る。

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「鶏肉ブーム、飛来」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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