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パソナ、新卒無業1200人採用

2011年2月14日(月)

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人材事業のパソナが、今春卒業予定で就職先がない学生1200人を採用する。実務経験を積ませて就職を支援する新たな社員形態を設ける。増大する「新卒無業」学生を救う一手となるか。

 人材事業で国内大手のパソナグループが、3月から新たな形での採用活動を始める。今年4月以降、入社する社員で、「特待生社員」と「半農半芸社員」という契約社員で2種類の形態を新設する。対象は、就職先が決まらずに大学を卒業する“新卒無業”の学生だ。2011年度だけで特待生社員を1000人、半農半芸社員200人の合計1200人を迎えるという。

既卒学生の半数が正社員に

 パソナは就職環境が激変した昨春から、就職先が決まらなかった学生に対して社会人としての基礎教育を施している。それが、「フレッシュキャリア社員制度」という採用支援活動だ。

 厚生労働省の調査によると、新卒無業学生は昨年だけで8万7000人に上った。実務経験がないため、その後の就職活動はハードルがより高くなってしまう。

 同制度では、挨拶の仕方に始まり、名刺交換や電話の応対など、一般企業が新入社員に対して行う研修カリキュラムを1週間にわたり、みっちりと教え込む。そのうえで、同社が提携する約800社の企業に契約社員として紹介する。新卒無業の学生と、人手が足りない企業を結ぶ。すべて無償だ。

 昨年12月までの10カ月間で1400人の既卒者が参加し、1200人が働き口を得た。そのうち、700人はその後正社員として採用されたという。就職先は大企業が4分の3を占め、サービス業だけでなく、IT(情報技術)・通信や専門商社といった分野まで、幅広い企業が採用に踏み切った。

 フレッシュキャリア社員制度は、新卒での就職活動ですべてが決まってしまいがちな中で、雇用のミスマッチを埋めるための新たな道筋として、大学や企業が注目している。

 今回の1200人の採用は、この制度をさらに進化させた。パソナは来年度、フレッシュキャリア社員制度で今年度の1400人から4倍以上に当たる6000人を全国で募集する予定だ。

 そのうち希望者の中から1000人を「特待生社員」として迎え、パソナグループの企業の現場でOJT(職場内訓練)を行う。

パソナのフレッシュキャリア社員制度では、多くの学生が社会人の基礎を学ぶ

 特待生社員といっても厚遇されるわけではない。期限は1年間で、就業時間は正社員に比べれば少ない6~7時間を予定する。給与は10万円程度だが、終業後はパソナが用意する専門職のカリキュラムなどを無料で受講できる特典がある。実務に近い長期のインターンシップ(就業実習)と考えればいい。働くという経験を積ませることで就業意識を芽生えさせて、自身の就職活動に生かしてもらうのが目的だ。

 「実務経験を通して気づいた職務特性をもって、自身のキャリア目標を立てる“気づきの場”が必要。それを用意するだけで、多くの学生が働き口を得られる」とパソナの南部靖之グループ代表兼社長は意義を説く。

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「パソナ、新卒無業1200人採用」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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