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メール復元できない携帯は?

2011年2月16日(水)

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野球賭博究明過程で八百長が発覚、相撲業界が揺れている。力士の携帯電話から削除済みメールが復元されたのだ。ただ、日本の携帯電話のセキュリティーも意外に高い。

 過去、幾度となく八百長の存在が指摘されてきた相撲界。日本相撲協会はその都度、決定的な証拠がないと名誉毀損で訴えては勝訴してきた。しかし今回は野球賭博事件の調査から派生する形で力士間でやり取りされた八百長メールの存在が明るみになり、ついに相撲協会は八百長の存在を認めた。3月場所は中止となった。

 力士が削除したはずの携帯メールを復元した警視庁。この事実に今、注目が集まっている。簡単にデータを復元できるのなら、情報漏洩や浮気の事実を突き止めるのにも役立ちそうだが、現実はそう簡単ではない。ガラパゴス携帯と揶揄される日本の携帯電話は意外にもセキュリティーが高いからだ。

 「携帯メールが電子データである以上、復元は可能だ」と言い切るのは、企業向けデータ復元サービスを手がけるUBICの守本正宏社長だ。ハードウエアが破損さえしていなければ、データは復元できるという。

 通常、パソコンでも携帯電話でも、手動でファイルを削除すると“見た目”には消える。ただ、この際に実体のデータそのものは消されていない。ファイルは「実体データ」と、そのデータの保管場所やファイルサイズなどを記録した「概要データ」の2種類で成り立っている。手動で消すとこの概要データの先頭に削除マークがつき、表面上は見えなくなる仕組みだ。

 通常のファイル復元は、この削除マークを探すことで実体データの場所を見つけ出し、復活する。こうしたファイル構造をファイルシステムと呼び、OS(基本ソフト)によって異なる。

スマートフォンで復元しやすく

 警察関係者の話によれば、警視庁は今回の隠滅された八百長メールを当初、東京都警察情報通信部の情報技術解析課に解析依頼を出したという。ただ、デジタルデータを抜き出す作業に手を焼き、最終的には携帯電話メーカーに持ち込んだようだ。そこで入手したデジタルデータを基に、警視庁が2009年4月に設置した「捜査支援分析センター」で復元した。すべての復元には3~6カ月の時間を要した模様だ。

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「メール復元できない携帯は?」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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