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“生え抜き外国人”社長の勝算

  • 伊藤 正倫

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2011年2月23日(水)

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オリンパスが勤続30年の英国人を次期社長に抜擢した。外部ではなく社内の出世レースを制した外国人社長は珍しい。“生え抜き外国人”が伸び悩む海外事業をてこ入れする。

 オリンパスが初の外国人社長の起用を決めた。4月1日付で就任する英国人のマイケル・ウッドフォード執行役員で、50歳の若さだ。菊川剛・現社長から一気に19歳も若返る。

 菊川社長の任期が10年近くに及ぶことから、次期社長として社内で本命視されていた取締役もいたが、ウッドフォード氏はほぼノーマークだった。欧州の事業統括会社の社長で東京に常駐しておらず、多くの本社社員にとっては遠い存在だったようだ。

 だが、ソニーや日産自動車に代表されるように、日本の大企業でも外国人のトップは珍しくなくなった。日本板硝子では外国人社長が実質的に2代続いている。海外収益の増加に伴い、世界規模で拡大する組織を掌握できる日本人幹部が少ないことが、経営のグローバル化を進める背景にある。

 20カ国以上ある欧州事業を率いるウッドフォード氏も、国際経験を買われて大抜擢されたことは間違いない。菊川社長によると、「リーダーシップと決断力、迅速な業務執行」が持ち味だ。半面、これまでの外国人トップとは一線を画す面も持っている。

 経営のプロとして出資先や提携先から招かれたのでなく、オリンパス一筋の生え抜きだ。20歳で英子会社の医療機器の営業マンとして入社して以降、勤続年数は30年に及ぶ。

 30歳でこの英子会社の社長に就き、その後も医療部門を中心に現地の要職を歴任。地域別営業利益で221億円(2010年3月期)と、米州の3倍以上を稼ぐ欧州事業の拡大に貢献した。「欧米でオリンパスのあらゆる事業に関わってきた」(ウッドフォード氏)。活躍の場が地球の反対側で日本人社員の目には留まらなかったが、日本的な出世レースを制して白羽の矢が立ったとも言える。

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