• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

日本主導で環境会計のISO化

2011年3月1日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

年内に日本主導で環境管理会計が国際標準化されそうだ。粘り強い交渉で、欧州各国の協力を取りつけた。長期的な戦略に基づく人材育成が不可欠なことを物語る。

 技術やノウハウはあるが、国際標準化で負ける――。そんな日本の汚名を返上する挑戦が結実しそうだ。

 国際的な標準規格を制定する国際標準化機構(ISO)。その環境マネジメント規格であるISO14000シリーズにおいて、日本が提案したマテリアルフローコスト会計(MFCA)の規格化がほぼ確定した。

 今年2月にワーキンググループ(WG、議長は國部克彦・神戸大学大学院教授)が、ISOの環境マネジメント専門委員会(TC207)に最終案を提出。TC207加盟国の投票を経て今年中には規格が発行する予定だ。既に3度の投票を経て規格を作り上げており、この段階で否決されることはほとんどない。ISO14000シリーズで、日本が主導して国際規格を作るのは初めてだ。

 MFCAとは製造工程の廃棄物などに投じられている原材料・エネルギーをコスト換算する会計手法。これをうまく使いこなせば、生産性を向上すると同時に廃棄物を削減できる。環境と経済の両立を目指す日本企業が活用しやすい環境経営の手法だ。

 日本では既に積水化学工業など300社以上が導入済み。國部教授は、「ISO化で海外拠点や海外提携先にMFCA導入を促しやすくなり、日本企業の競争力が高まる」と話す。実際、5つの工場でMFCA導入済みのオムロンは、海外工場にも展開していく予定だ。

「会計」では負けられない欧米勢

 日本にとって、国際標準化を主導する道のりは平坦ではなかった。

 国際交渉役のエキスパートに選ばれた関西大学の中嶌道靖教授は、「経験やノウハウがないから最後まで手探りの状態だった」と振り返る。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「日本主導で環境会計のISO化」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

社長に就任してずっと言っているのが ファンダメンタルズの強化。

安形 哲夫 ジェイテクト社長