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究極のコーヒーが市場拓く

ミ・カフェート(東京都港区、コーヒーの生産・販売)

2011年3月2日(水)

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デザート業界の人間が「世界一」と言うコーヒーがある。自ら産地に赴き、樹の選定から焙煎、保存まで徹底して最上級かつ厳格な方式を貫く。「超一流を作ることで、コーヒー市場を守る」という信念が、生産者と消費者をつなぐ。

 「世界一のコーヒーだ」――。

 その日、世界的に著名なショコラティエ(チョコレート菓子の製作者)、ジャン・ポール・エヴァン氏は興奮を隠せなかった。2010年の秋、東京・西麻布の高級レストランで食事をし、食後のコーヒーを口にした時のことだ。

 「このコーヒーを手がける人物に会いたい」。こう熱望したエヴァン氏が程なくして訪れたのが、高級コーヒー豆業者、ミ・カフェートだった。

 エヴァン氏は通常、他社とのコラボレーション話は一切断っている。だが、この日は違った。ミ・カフェートの川島良彰社長とカカオやコーヒー豆の産地について語り合った後、「チョコレートとコーヒーのマリアージュ(結婚)をしませんか」と言った川島社長の誘いに、エヴァン氏は答えた。「君がチョコレートに合うと思うコーヒーを出してほしい。それに合うショコラを、僕が作ろう」。

 それが、2011年のバレンタインシーズンで大きな話題を呼んだ「Chocolat et Café」である。パナマにあるカルメン農園で取れた2008年産のコーヒーと、コロンビア産カカオ75%のショコラを組み合わせた限定品で、箱を開けるとショコラとコーヒー豆を入れた3本の小瓶が現れる。「コーヒー豆をそのままかじって食べても、苦みやえぐみがない」と、食通をうならせた一品だ。

200gで1万500円のコーヒー

高校卒業以降、日本よりコーヒーの産地で長い年月を過ごしてきた川島良彰社長(写真:大槻 純一)

 ミ・カフェートは2008年6月に設立されたコーヒー豆の販売業者である。

 実家がコーヒー焙煎業者だった川島社長は高校卒業後、コーヒーの産地を知るためにエルサルバドルへ留学。国立コーヒー研究所に入所してコーヒー栽培の知識を磨き、20代半ばまでコーヒーの研究を続けていた。

 だが1979年、エルサルバドルで軍事クーデターが勃発し、やむなく米ロサンゼルスに避難。心配した川島社長に声をかけたのが、当時UCC上島珈琲の会長だった上島忠雄氏だ。

コメント2件コメント/レビュー

 ミ・カフェートのコーヒーは、JALの国内線ファーストで使用されてますね。 焙煎後のコーヒー豆を密封した容器に保管すると、苦味が強くなりすぎるように思うのですが、結局届いたらスグに挽いて淹れることがおいしさの秘訣なのでしょうね。(2011/03/02)

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「究極のコーヒーが市場拓く」の著者

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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 ミ・カフェートのコーヒーは、JALの国内線ファーストで使用されてますね。 焙煎後のコーヒー豆を密封した容器に保管すると、苦味が強くなりすぎるように思うのですが、結局届いたらスグに挽いて淹れることがおいしさの秘訣なのでしょうね。(2011/03/02)

コーヒーの取引が公平取引(フェアトレード)なのでしょうか? 品質にこだわりながら、コーヒー農家さんの収入もきちんと公平に支払われていて欲しいです。 先進国だけがコーヒーの質にこだわり、発展途上国はそのコーヒーを飲む事が出来ないような格差では人間としていい事をしているとは思えませんので、公平取引されていることを願います。(2011/03/02)

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