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見えてきた世界一への道のり、変わるインドの変わらない部分

意外と重要な義理と人情

  • 中村 建助=日経エコロジー

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2011年3月10日(木)

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デリーのショッピングモールでくつろぐ20歳の学生(写真:インド新聞、撮影インフォブリッジ)

 完成したばかりのショッピングモールを訪れると、中にはこじゃれたカフェあり、若者たちでにぎわう。

 中には恋人たちとおぼしき2人連れの姿も。服装も欧米のファッションに近い。反対側には、自分の体の動きに応じてキャラクターが動く最新のコントローラーを取り付けたゲーム機の画像を100インチはあろうかというの液晶テレビで映している――。

 米国の郊外を訪れたような一場面。これが、2011年3月、デリーの大型商業施設で本当に見ることができる風景だ。


街角で進む欧米化

 「この1年だけで見ても確実に街の風景が変わった。文字通り、目を見張るような変化だ。建物というより人々の姿や行動が変わっている」。こう話すのは、インドや中国での調査、コンサルティング事業を手掛けるインフォブリッジホールディングス代表でデリー在住の繁田奈歩氏である。

 繁田氏の個人的な印象ではない。インドに参入している欧米企業の動きを見ても変化は裏付けられる。

 好例が世界的なアパレルブランドの「ZARA」である。ZARAを展開するスペインのインディテックス・グループは2010年6月、デリーに第1号店をオープン。7月には、デリー第2号店、ムンバイ第1号店と続き、今年に入ってデリー第3号店を開いた。

 インディテックス・グループだけではない。スペインでZARAのライバルである「MANGO」もデリー、ムンバイ、バンガロールなどに店舗を開いている。日本でもおなじみの「トミー・ヒルフィガー」や「ゲス」の店舗もインドで拡大中だ。トミー・ヒルフィガーに至っては、すでに10都市に店舗を構える。

 カフェも同様である。世界最大手の米スターバックスは進出してないが、英国のコスタコーヒーや、イタリアのラバッツアの店舗はある。

 これらのアパレルショップやカフェの大半は、大規模なショッピングモール内に店舗を開く。欧米の大手アパレルブランドのインド進出ラッシュは、大規模開発と商業施設の近代化が並行して進んでいることも示している。

 10年ほど前であれば、「2人連れで歩いているのは同性というのが一般的。現在のように町中で男女が手をつないでいる風景を見かけることはほとんどなかった」(繁田氏)と言う。こういった意識の変化も見逃せない点だ。

 インターネットを通じて欧米の情報をリアルタイムで知ることもできるようになっている。アフリカや中東での民主化のカギになったフェイスブックやツイッターを使いこなす若者も少なくない。世界最大のソーシャルネットワーキングサービスであるフェイスブックの利用者は2000万人を超える。

2050年に世界一の予測も

 経済全体の可能性も大きい。今年2月21日には、2050年前後にインドが中国を抜き世界一の経済大国になるという内容の報告書「Global Growth Generators」を、米シティグループが発表したばかりだ。

 同報告書によれば、2020年に中国が米国を抜き世界一の経済大国になるが、30年後の2050年にインドが中国を抜く。

 2010年のインドの名目GDP(国内総生産)総額は速報値で1兆5000億ドル(1ドル=82円換算で約120兆円)程度。5兆8786億ドル(同換算で約480兆円)中国の4分の1程度に過ぎない。40年で中国を抜くとすればインドの成長力の高さは特筆に値する。

 世界が注目するだけではない。インドも自らの成長に自信を持ち始めた。

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