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“歩きづらい靴”で鍛える

2011年3月18日(金)

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 春を迎え、陽気に背中を押されてウオーキングやランニングを始める人も多いだろう。その際に注目したいのがシューズ選びだ。今、スポーツシューズの売り場では、“履いて歩くだけでエクササイズ効果がある”とうたう新たなジャンルの運動靴「トーニングシューズ」が人気を集めている。

 「トーニング(toning)」とは、体の筋肉やバランスを整えるという意味。トーニングシューズはこれを目的に、靴底の接地面を半球状にしたり、靴底を大きくラウンドした形状にしたりして、足元を適度に不安定にした“歩きづらい”運動靴だ。グラグラとした履き心地なので、体が反射的にバランスを取ろうとする。その際、尻や太もも、ふくらはぎなどに負荷がかかり、姿勢の矯正や、美脚・ヒップアップ効果が期待できるというわけだ。

 現在の売れ筋モデルでは、一般的な運動靴に比べて、尻が約25%、太ももやふくらはぎは約10~20%、筋肉使用量が増加するという。

 トーニングシューズ自体は、以前からいくつか存在していた。だがブームに火をつけたのは、リーボックの「イージートーン」とスケッチャーズの「シェイプアップス」。1足1万円前後と、既存のトーニングシューズに比べて半額以下という値頃感が受け、まずは米国でブレークした。

 2010年春にはリーボック ジャパンが国内でも大々的な広告宣伝を展開し、一気に認知度が向上。その後、ニューバランスやプーマ、デサントグループのアヴィアといった大手ブランドが相次いで日本でもトーニングシューズを展開し始め、市場はにわかに盛り上がってきた。

 トーニングシューズコーナーを展開する東京・西新宿の「小田急ハルクスポーツ」では、「わずか26m2の売り場なのに好調な時には売上高が月1000万円にも達する。売り場効率は通常の運動靴の約4倍。指名買いする客が後を絶たない」(小田急百貨店新宿店スポーツファッション部の加藤了バイヤー)と頬を緩める。

 今年はさらに参入メーカー、商品数が増えるため2011年の市場規模は前年比約2倍以上、年間150万足に伸びる見込みだ。ランニングシューズ市場は2010年時点で約1500万足。これと比べても、10分の1程度の規模にトーニングシューズ市場は成長しそうだ。

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「“歩きづらい靴”で鍛える」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長