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“梅田の陣”、勝者なしの消耗戦へ

2011年5月18日(水)

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5月4日、大阪駅北側に百貨店の「JR大阪三越伊勢丹」と商業施設の「ルクア」が開業した。駅の南側でも百貨店の増床や建て替えが相次ぎ、競争が激化している。過剰とも思える売り場の急増に、大阪の消費は応えられるのか。

 5月4日、JR大阪駅北側に開業した百貨店、JR大阪三越伊勢丹。入り口には開店前から長蛇の列で、オープン初日だけで来店客は約27万人に及んだ。

 にもかかわらず、ある百貨店幹部はこうつぶやいた。「オーバーストアであることは確実。どんな手を使ったとしても、売り場規模に見合う消費を喚起できるわけがない」。

各百貨店は差別化に必死

 大阪では今春から大手百貨店の新店開業や増床が相次ぎ、2014年までに市内百貨店の総売り場面積は2010年比で約1.5倍に膨れ上がる。

 中でも大阪駅周辺の梅田地区の競争は激しさを増す。西日本旅客鉄道(JR西日本)はJR大阪駅の再開発で、駅北側に新たなビルを建設。ここにJR大阪三越伊勢丹が入る。売り場面積は5万m2で初年度は550億円の売り上げを目指す。同ビルには商業施設「ルクア」も開業し、198もの専門店がひしめく。

(写真:水野 浩志、以下同)

 しかも駅南側では4月19日、大丸梅田店が一足先に増床開業している。売り場面積を既存店の約1.6倍、6万4000m2に広げ、ライバルを迎え撃つ。

 結果、大阪駅の南北だけでも今春、百貨店と商業施設を含めた売り場面積は約5割も増えた。さらに2012年度中には、阪急百貨店梅田本店が売り場面積10万m2の超巨大店に建て替わる。

「手作り感のある売り場、サービスを目指す」と、ジェイアール西日本伊勢丹の松井社長

 「完全なオーバーストア」状態となるだけに、各社とも“差別化”に必死だ。

 「歴史もなく、売り場も最小。他社のミニチュア版百貨店では生き残れるわけがない」。三越と伊勢丹、両ブランド名を冠した初の百貨店ともなるJR大阪三越伊勢丹を運営するジェイアール西日本伊勢丹の松井達政社長はこう表情を引き締める。

 ではどうするのか。同社が打ち出したのは、「手間ひまかけた売り場とサービス」(松井社長)である。

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「“梅田の陣”、勝者なしの消耗戦へ」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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