サンデル教授のおかげもあり、ハーバード大学は最近何かと有名になった。私は、ハーバードも含めて、日本人の学部留学生が今後どんどん増えていくと思う。その理由は、受験生はもちろん、親や高校も、大学から海外に行くことを選択肢に入れ始めたと思うからだ。
そんな自分の仮説を検証するべく、ハーバードに学部から留学している学生たちに話を聞いてみた。我々の会話を、ざっくばらんにありのまま紹介したい。
今回懇談したのは、ハーバード大学1年生の岡洋平君(渋谷教育学園渋谷高等学校を卒業)と、同2年生の小林亮介君(私立桐朋高等学校を卒業)だ。場所は彼らの寮。たいへんすがすがしくて面白かった! 学部生ならではの情報も得られた。彼らが体験しているグローバルでダイナミックな学生生活は刺激的だ! やっぱりアメリカの学部での体験は貴重だ。
日本人の数なんて無意味!
――日本人が減っている。日本でもハーバード大学でもよく騒いでいるけど、大学生としてはどう?
岡君 日本人って言っても、日系人もいるし、日本人と他の国の人とのハーフもいるし、意識したことないですね。ハーバードでは多様なことが当たり前。大学院生と違い、『国の代表』て意識は薄いと思います。
小林君 逆に「なんでアメリカの大学に来たの? 日本にも良い大学たくさんあるのに」と言われます。日本では「ハーバードに入れてよかったね」という反応が多かったので、驚きました。
学生の優秀さに関しては、日本の大学も劣らないと思う。だけど、大学のサポート体制はずいぶん違うよね?
岡君 ハーバードには大小合わせると70〜80の図書館があります。寮には勉強を教えてくれる大学院生や教授が必ず一緒に住んでいる。とにかく好きなだけ勉強ができて、困ったら教えてくれる人がいるのです。
小林君 みんなよく勉強するので自分も勉強します。教授も、博士課程の学生も、本当によく勉強を教えてくれます。
1日8時間勉強!
――どれくらい勉強するの?
小林君 授業以外に、平均で1日7〜8時間は勉強しています。寮生活なので、通学時間がない。授業に出ていない時は基本的に勉強しています。それくらい勉強しないと授業がよく分かりません。
勉強していない時間は課外活動をしています。寝るのはだいたい深夜2〜3時です。勉強していて気がついたらそんな時間です。
とにかく周りがよく勉強します。ルームメイトと話をして、気分転換しながら過ごしてます。
岡君 僕はボート競技もやっています。またハーバードにいくつかあるオーケストラの一つでバイオリンを弾いています。ここには才能があふれています。卒業したら「ジュリアード音楽学院に行くか? それともグーグルに入るか?」みたいな人がたくさんいるんですよ!
それでもやはり7〜8時間は勉強しています。時間の使い方が本当にうまくなりました。
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前参議院議員、元内閣府大臣政務官(経済財政政策担当、金融担当)、元参議院国土交通委員長。早稲田大学卒業、慶応大学大学院修了(MBA取得)、米デューク大学ロースクール修了(証券規制・会社法専攻)(法学修士号取得)、エール大学大学院修了(国際経済学科及び開発経済学科)経済学修士号、米オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了。

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