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グーグルPC、2つの死角

  • 中島 募

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2011年6月9日(木)

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米グーグルのOSを搭載するパソコンが6月に欧米で発売。ネットアクセス機能に特化し、軽快に動作するのが特徴だ。普及すれば業界勢力図が塗り替わるが、未知数の部分も多い。

 スマートフォン向けOS(基本ソフト)「アンドロイド」で携帯電話市場を席巻している米グーグルが、米マイクロソフトが約9割のシェアを握るパソコン向けOSの市場にも殴り込みをかけた。

 同社が開発した無償OSの「クロームOS」を搭載するノートPC「クロームブック」が6月15日に欧米7カ国で発売される。発売元は韓国サムスン電子と台湾・宏碁(エイサー)である。

 家電量販店などで一般向けに349~499ドルで販売されるほか、グーグルが企業や教育機関向けにリースプランも用意する。リース料は企業向けが1台につき月額28ドル、教育機関向けは同20ドルという。

 クロームブックは従来のPCにないいくつかの特徴を持つ。

 まず、動作が軽快なことだ。電源を入れてから8秒で起動し、無線LAN(構内情報通信網)や3G(第3世代)通信の機能ですぐにインターネットにアクセスすることが可能。その秘密は、クロームOSがPC側のアプリケーションソフトとしてブラウザーしか搭載していないことにある。搭載するアプリが少ない分、早く動くのだ。

 また、紛失や盗難でデータが漏洩する危険性も少ない。

 クロームOSはブラウザーを使ってネット経由でアプリを利用する「クラウドコンピューティング」専用のOSとして設計されている。文書ファイルなどのデータはいずれも、グーグルが提供するグループウエア「Google Apps(グーグルアップス)」をはじめ、クラウド(サーバー)上のアプリで作成して保存する。端末側にデータを置かない分、安全性は高いというわけだ。

普及するかは未知数

 「ネット回線は高速大容量化し、アプリもどんどんウェブ化している。クロームブックはクラウド専用のネット端末として、従来のPCとは違う新たな市場を開拓できると見ている」。クロームOSの開発に携わるグーグルの及川卓也シニアエンジニアリングマネージャーはこう自信を見せる。

 ただ、業界では「実際に市場に受け入れられるかは未知数」という声も少なくない。

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