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トヨタ、減益予想ににじむ苦境

  • 加藤 修平

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2011年6月21日(火)

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トヨタ自動車が2012年3月期に36%の営業減益予想を発表。自動車生産は急回復しているが、円高が業績の足かせになる。震災から復旧しても伸び悩む業績が、トヨタの苦境を示す。

 記者会見場が一瞬、静まり返った。トヨタ自動車が6月10日に2012年3月期の業績見通しを発表した席上、小澤哲副社長がその場にいない豊田章男社長の発言を紹介した時のことだ。

 「先般、ころっとですね。トヨタのモノ作りは日本だけのものではありませんよとある人から言われたそうです。そういうふうに言われてしまうと、なかなか返事がしづらくなってくるというようなことをおっしゃっていました」

 トヨタの記者会見では、国内生産維持の見通しについて記者に尋ねられるのが恒例行事となっている。

 無理もない。2011年3月期の連結生産実績を見ると、トヨタは国内が372万1000台と、日産自動車の3.5倍の規模。世界生産に占める比率でもトヨタは52%と、日産(29%)の2倍に近い。

 国内市場は年々縮小し、海外比率が上がっている。国内偏重の生産体制は、新興国の台頭もあってコスト面ではグローバル競争上不利に働く。輸出に頼れば為替変動のリスクが高まる。国内生産体制の維持について株式市場などから懐疑的に見られるのは以前からだが、東日本大震災で拍車がかかった。

 中部に本拠を置くトヨタ本体は震災で直接の被害は少なかったにもかかわらず、部品調達の滞りで生産が大幅に減った。4月22日には豊田社長が記者会見し、生産の正常化は年末にずれ込むとの悲観的な見通しまで示した。

 このまま震災の影響が続けば、トヨタですら生産の海外シフトを一段と進めざるを得ないのではないか。震災に伴うこんな懸念は、足元では急ピッチな生産復旧で薄まりつつある。

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