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ビール2強、呉越同舟の皮算用

  • 佐藤 央明

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2011年7月13日(水)

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アサヒビール、キリンビールが物流部門で手を結んだ。ライバル2社がタッグを組む理由は、環境配慮だけではない。縮む内需に対応したいという危機意識の表れでもある。

共同で記者会見を行い、握手を交わすアサヒの本山和夫副社長(左)とキリンの岩佐英史副社長

 積年のライバルが手を携え、新たな一歩を踏み出す。6月30日、アサヒビールとキリンビールが共同で記者会見を開き、物流部門の協業を発表した。

 1つは最大の市場である東京都での、小口配送の共同化。アサヒが城西の4区、キリンが城東の2区を受け持ち、2社の商品を配送センターから一括で配送する。もう1つは空き容器の共同回収。茨城、埼玉など4県の一部エリアで、両社の空き瓶や空き樽を積み込んで持ち帰る。8月29日から実施予定で、今後はほかのエリアに拡大していく方針だ。

 提携の理由として両社がまず挙げるのは、環境への配慮だ。共同配送と回収によって、年間の二酸化炭素排出量を従来比で約22%削減できるという。

 これまでも、キリンはサントリー、サッポロビールと一部地域で共同配送しており、アサヒはサントリーやサッポロとビールの大瓶を共同利用するなどの動きはあった。ただ、アサヒとキリンの提携となると話は別だ。

 「営業とマーケティングの第一線にいたので、若い頃はこんなことは想像できなかった」。キリンの岩佐英史副社長がこう漏らすように、両社は長らくシェア争いの死闘を演じ続けてきた。一時はシェア10%を割っていたアサヒが起死回生の「スーパードライ」を発売して以降、2001年にキリンをかわして念願のトップに。2008年まではアサヒの天下だったが、この2年は僅差の首位攻防戦が続いている。

 記者会見を行ったのは両者の副社長。2人は満面の笑みで固い握手を交わしながらも、アサヒグループホールディングスの本山和夫副社長は「競争すべきところは競争して、協業できるところは協業していきたい」と、あくまで本業以外での提携という部分を強調した。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官