• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

太陽光マンションに一筋の光

  • 伊藤 正倫

バックナンバー

2011年7月22日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

戸建て住宅に続き、マンションでも太陽光発電対応が始まった。各戸に発電パネルが割り当てられ、余剰分は売電に回せる。高層マンションブームに乗れなかった中堅業者に商機到来か。

 多摩や高島平と並び、首都圏を代表するニュータウンである光が丘。高層団地群に見下ろされ、一見すると地味な低層マンションが完成した。

 中堅マンション分譲会社、タカラレーベンの「レーベンハイム光が丘公園」。6階建てで総戸数112戸の多くは家族向け。価格も、高くて3800万円台と近隣の物件と大差はない。しかし、屋上に上がると印象は一変する。日光を浴びて黒光りする太陽光発電パネルが、一面に敷き詰められているのだ。

屋上の太陽光パネルから各戸に配電する(写真はレーベンハイム光が丘公園)

 戸建て住宅では“当たり前”になりつつある太陽光発電だが、分譲マンションでは、通路など共用部分のみを対象とするものが多かった。太陽光を家庭内の電力に使い、余剰分を戸別に電力会社に売電できるものは、この物件が首都圏で初めて。各戸に6枚ずつの太陽光パネルを割り当て、「オール電化と組み合わせた場合、一般的な家庭で光熱費を6割以上も削減できる」(同社)。昨秋に売り出し、2カ月で完売する人気ぶりだった。

 消費者の節約志向と合致するにもかかわらず、マンション業界の太陽光発電対応が遅れていたのは、いわゆる「財閥系」など業界大手が得意とする高層マンションの需要が強かったことと無関係ではない。高層マンションでは敷地面積当たりの戸数が増えるため、1戸当たりの土地代は安くなる半面、全戸に十分なパネルを割り当てるのが難しいからだ。しかし、東日本大震災によって停電時の高層階の不便さが露呈。原子力発電への風当たりが強まって電力不安が全国に広がる中、高層マンションへの客足は鈍った。

 一方、開発コストの問題などから高層化に踏み切れなかった中堅以下の分譲業者にしてみれば、太陽光は低層マンションのままで集客を高められる“天からの賜物”だ。タカラレーベンは、太陽光発電対応マンションを首都圏でさらに4棟建てる計画だ。

コメント1

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

機械を売るんじゃなくて、電気が欲しい方に電気が起きる装置をソフトも含めて売るビジネスをしていこうと。

田中 孝雄 三井造船社長