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汚染牛肉、収拾のメドつかず

  • 小平 和良,日野 なおみ

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2011年8月1日(月)

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牛肉のセシウム汚染問題はまたたく間に全国に広がった。甘い管理体制と検査の仕組みが、汚染牛を流通させた。全頭検査のハードルは高く、被災地の復興にも影を落とす。

 「東北の復興を支援しようと善意でやったことなのに、こんなことになるとは」

 ある関西の中堅スーパーの担当者は悔しさをにじませる。関西が商圏だけに、普段は東北地方の牛肉はそれほど仕入れていない。しかし、東日本大震災以降、少しでも被災地の役に立てばと福島県産の牛肉を多く仕入れるようにしていた。そこに牛肉の放射性セシウム汚染の問題が直撃した。

 このスーパーでは、放射性セシウムを含む可能性のある和牛の肉を仕入れ、他県産の肉と混ぜて加工、販売してしまった。店頭では今、お詫びの告知を張り出している。担当者は「仮に出荷制限が解除されたとしても当面、福島産の牛肉は販売できない」と話す。

 セシウム汚染の問題は瞬く間に全国に広がった。放射性セシウムが検出された稲ワラを食べたことで汚染された可能性のある牛肉は、沖縄県を除く46都道府県で流通していたことが分かっている。福島、宮城、栃木、岩手、秋田、山形の6県から出荷された肉からは、国の暫定規制値(1kg当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されている。

 東京電力福島第1原子力発電所の事故以降、国は暫定規制値を超える食品を出荷停止にするなど、少なくとも小売店の店頭などには並ばないことを担保して、消費者の食品に対する不安を払拭しようとしてきた。しかし、今回は汚染された疑いのある牛肉が検査をすり抜けて、販売されていた。しかも、福島原発からは遠い西日本にまで影響が広がった。

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