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円高の歴史はまだ終わらない

  • 松村 伸二,武田 安恵

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2011年8月8日(月)

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米国がドルと金との交換停止を発表した「ニクソンショック」から40年。この間、基軸通貨ドルの信認が揺らぐたびに円高が進行する歴史でもあった。足元でも米財政赤字が改善に向かうメドは立たず、円高の終わりは見えてこない。

 米国の歳出削減案は大きく後退した――。米JPモルガン・チェースのチーフエコノミスト、ブルース・カスマン氏は、米連邦債務上限の引き上げで与野党が合意に至った1日、投資家向けリポートで警鐘を鳴らした。合意報道で一時休止したドル売り圧力はくすぶり続け、円相場は再び1ドル=76円台の最高値圏に上昇した。

 カスマン氏は、健康医療費や軍事費の削減に加え、消費税率の引き上げの可能性が、今回の与野党間の議論の中で後退したと主張する。債務上限の引き上げは債務残高の増加につながり、長期的に米国の財政は悪化する。米国の都合に翻弄されてきた市場では、「歳出削減に向けた根本的な取り組みが表れない限り、円高トレンドに変化はない」と冷ややかな見方が定着している。

 この40年は基軸通貨ドルの信認が揺らぐたびに円高進行を繰り返す歴史でもあった。円高局面は大きく3つに分けられる。最初の場面はニクソンショックを契機に多くの通貨がドルに対する変動相場制に移行する過程で、ドル不信を織り込んでいった。当初1ドル=360円で固定されていた円も1973年2月の変動相場制への移行後、70年代後半には200円を一時突破した。

 第2局面は、85年9月のプラザ合意がきっかけだ。ロナルド・レーガン政権下の80年代、米国は財政赤字と経常赤字とが併存する「双子の赤字」に陥ると、日米独英仏の先進5カ国はドル安政策の協調で合意した。中でも対米貿易黒字が大きかった日本の円は急上昇。その後、円高は10年続き、95年4月には80円を突破した。

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