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教師は子供にいつも「なぜ」と問いかける

第11回 10カ国31人の子供が共に過ごしたサマースクール2011(後編)

  • 小林 りん,中西 未紀

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2011年8月9日(火)

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 2011年7月18~30日、日本、インド、チベット、ミャンマー、フィリピン、タイ、ネパール、ミクロネシア、アメリカ、イギリスから集まった31人の子供が一緒に勉強し生活するサマースクールが軽井沢で実施された。

 主催者は、軽井沢インターナショナルスクール設立準備財団。日本そしてアジアの未来をリードする子供の育成を掲げる全寮制高校「International School of Asia, Karuizawa(ISAK、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢)」の2013年9月開校に向けて、代表理事の小林りん氏は仲間たちと着々と準備を進めている。サマースクールも、その一環だ。

 前編では山登りやディスカッションなどを通じて、子供たちがリーダーシップを学ぶ様子を取り上げた。後編では、ほかの授業風景や課外活動について紹介する。

(これまでの経緯はこちらから)

 「どの科目がおもしろかった?」。子供たちに尋ねたところ、多かった回答が「インターナショナル・ネゴシエーション」だった。

 これは、“模擬国連”というイメージの授業だ。子供たちが国の代表者として異なる意見を表明して議論する、というだけではない。自分が所属する国の立場や環境を前提条件として与えられたうえで、ほかの国々を代表するグループと、時には公に時には秘密裏に交渉をし、自分の国に有利な方向へ“国際世論”を導いていくべく画策する。ビジネススキルで言えば「交渉術」に当たる。

 サマースクールでは「捕鯨問題」を取り上げた。捕鯨に賛成する日本とロシア、反対するアメリカとオーストラリア、そして中立のインドとメキシコ。この6カ国いずれかに子供たちは属する。サマースクールが始まる前に、自分が割り振られた国について捕鯨に対するスタンス、食生活や文化、歴史などを調べておくよう、子供たちには指示が出ていた。

 授業では、賛成国と反対国は自分に有利な結論が出るように、中立国に主張を訴える。現実さながらに白熱した議論が繰り広げられたが、最終的には3対3に分かれてしまい、引き分けに終わった。「勝ち負けよりも、ほかの国の歴史や文化を学べたのが楽しかった」。ある子供は嬉しそうに話した。

歴史の中に生徒を飛び込ませる

 アメリカで「トップ10スクール」と称される全寮制高校の校長がISAKの理念に共感し、サマースクールに教師を派遣するという話があった(第6回「米名門高校の校長が『教師を送りたい』と言った」を参照)。

画像のクリックで拡大表示

 このつながりで参加したのが、米ニューハンプシャー州にあるフィリップス・エクセター・アカデミーの教師であるバーバラ・エガースだ。専門はアジア史。サマースクールでは、「シルクロード」をテーマに授業を行った。

 いったい、どんな授業なのか。7月28日の「アジアン・スタディーズ」では、中国人のチェンホー(鄭和)を取り上げていた。15世紀初めに東南アジアやインド、アフリカにまで航海した人物で、ヴァスコ・ダ・ガマやコロンブスといったヨーロッパの大航海時代を先んじる。

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