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企業の節電策あの手この手、ユニーク商品に注目

  • 小谷 真幸

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2011年8月17日(水)

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 この夏、節電対策を迫られている日本企業。「なるべくコストをかけずに、消費電力を従来から15%減らす」という課題を達成するため、勤務時間を早めたり、不要な照明を落としたり、空調の設定温度を上げたりなど地道な努力を積み重ねている。こうした中、LED電球など省エネを実現する商品の需要も拡大している。そこで今回、一段の節電を目指す企業に役立つ、ユニークな商品やサービスを探した。

工場や建築現場の作業を涼しく

 空調が行き届きにくい工場や建築現場などでの作業は、猛暑の中では辛いものがある。特に今夏はエアコンの温度を上げたり、こまめに電源を切ったりといった対応が求められ、暑さで作業もなかなか捗りにくい。そんな現場で役立ちそうなのが、空調服(埼玉県戸田市)が販売する、その名も「空調服」だ。

 搭載したファンにより服内に大量の風を流すことで汗を蒸発させ、その際の気化熱の作用で体から熱を奪うことで、涼しさを保つという商品。同社には春以降に注文が急増し、「今シーズンは例年の1.5倍くらいの販売量になる見通し」。大手メーカーから、工場作業用に1000着単位の異例の大口注文が入ったケースもあったという。一部のモデルでは在庫が足りなくなり、現在生産を急いでいるところだ。

 またオフィスワーカー向けには、椅子の座面に敷いて使う「空調ざぶとん」も販売している。これも、座布団の中に小型ファンで外気を送り込み、座面にたまった熱や湿気を放出する仕組み。例年は年間2000~3000個の販売量だが、今年は8000個売れているといい、人気を集めている。暑いオフィスでも、この座布団に座れば快適にパソコン作業などができそうだ。

「空調服」。背面下部に付いたファンで外気を服内に送り込み、汗の蒸発を促す。半袖やワイシャツ型など様々なタイプがある

 最近のオフィスビルでは、照明の明るさを抑えているのに加え、空調効率を上げようと窓のブラインドも閉めているため、昼間でも薄暗い職場が増えている。そんなオフィスを明るくするのが、太陽光を拡散させる採光型ブラインド「アカリナ」。あかりシステム(岡山市)の商品だ。

 羽根には半透明の材料を使っており、ブラインドを閉めた場合でも羽根に受けた可視光線の約9割が室内側に入る。その一方で、熱を持つ赤外線は約8割をカットできる機能を持つ。一般的なアルミブラインドのように羽根自体が熱くなることもないので、室内の温度が上がりにくい。

 最大の特徴は、窓に受けた太陽光を室内に拡散させられる点。柔らかい光が室内に偏りなく広がるため、部屋の奥まで明るさを届けられる一方、窓際ではまぶしさを軽減できる。太陽光を室内照明の代わり利用しようという発想だ。曇りや雨の日は部分的に照明が必要になるが、「大きな窓があるオフィスなら、晴れた日は照明がほぼ不要になるため節電に役立つ」(同社)。現在、企業や官公庁からの引き合いが徐々に増えており、今年の販売は昨年に比べ4~5割増しになりそうな状況だ。

「アカリナ」。日当たりがよく大きな窓があるオフィスで効果を発揮しやすい

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