「時事深層」

東電、ひっそり値上げ

  • 山根 小雪,日野 なおみ

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2011年8月26日(金)

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東京電力が水面下で電気料金の実質的な値上げを始めた。オフィスや店舗に、料金プランの切り替えを勧めている。「受け入れてくれそうな企業を選んでいる」という指摘もある。

 「東電の現行プラン『業務用季節別時間帯別電力2型』が廃止となり『業務用季節別時間帯別電力』に変更になりました」――。

 これは東京電力の営業マンが、ある中堅企業の総務担当者に送ったメールの抜粋だ。文書には、経営環境の悪化が理由との説明がある。この企業は、料金プランの変更により、月額で3%弱の電気料金の値上げとなった。

 オフィスや店舗などで利用できる東電の料金プランのうち、「2型」は通常のプランに比べて基本料金が高く、電力消費量による従量料金が安いプランのこと。電力自由化が広がった2004年に提供を始めた。コスト意識の高い企業が多く利用してきた。

 2型からほかのプランへの変更は、実質的な料金値上げにほかならない。このプランは、時間や季節によって従量課金部分の単価が異なるため、営業時間や季節の繁閑によるものの、「大半の企業で2〜3%の値上げになる」(電力業界関係者)という。

東京電力は料金プランの変更を勧めている。大半の企業で電気料金が2〜3%の値上げになる
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