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「必要な打ち合わせ」どれだけある?

メールなら2行、「誰かの安心」のためのムダな時間

2011年10月14日(金)

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 会議や打ち合わせが多く、多いわりに、その意味が感じられることの少なさに苛立ちます。仕事と打ち合わせと取り違えているのでは? と思うことも。(30代男性)

 遙から

 真実必要な“打ち合わせ”というものが仕事をしていくうえでどれほどあるだろう。

 私の職業の場合だが、講演でもイベントでも“本番”という日程は絶対だ。確定した瞬間からその約束を果たすためには当日病気で入院していても現場に行く。実際、行った。

 だが、「打ち合わせの日程を…」と要求された時でも、どこか日程は押さえねばならない。押さえた段階でそれもまた確定扱いになり、後に後で入る仕事はその制約を受ける。

 何を言いたいかというと、本番だろうが打ち合わせだろうが確定したら縛られるということだ。

 だがその中身はまったく違う。打ち合わせの場合、「顔を合わせておきたい」だけだったり、資料を手渡すだけだったりがその主な目的であることが経験上多い。

 できればご遠慮したいが、その後の本番を控え、相手が強く望む場合にはそう角を立てることもない、と、その時間を譲歩することもある。

 ある日も、そうやって1時間を打ち合わせした。

 そこで確認したことは、現地入り時間と、到着したら担当者の携帯電話を鳴らすこと、だった。

 それだけだ。メールなら2行で確認できる。

 その1時間のために、私は大阪に一日を確保したということになる。

 頭を抱えつつも、皆が気持ちよく本番を終えるため、と、自分をなだめてみる。

 譲歩は打ち合わせだけではない。本来、自分の仕事の30分前を現地入り時間としているが、当日イベントの他の出演者たちの話も念のため聞いておいたほうが、という判断から、2時間前の現地入りになった。これは観客には関係ない話だ。出演者が何時間早く入ろうが、その姿勢など観客にはどうでもいい。本番さえよければいいのであり、本番がいいことが、いい仕事になる。

 打ち合わせ同様、早めに入ることもまた、あくまで主催者側の要求に答えたということ以上のものはない。

 私はとにかく譲歩した。

 皆が気持ちよく仕事を終わらせるためだ。

 ところが実際はそうはならなかった。

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「「必要な打ち合わせ」どれだけある?」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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