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猛追を受けるアップルが仕掛けた特許係争の行方

反アップル陣営は買収や相互許諾で包囲網を強化

  • 加藤 靖子

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2011年10月18日(火)

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 10月14日に国内でソフトバンクモバイルとKDDIの2社から発売された米アップルの新型スマートフォン(高機能携帯電話)、「iPhone 4S」が話題を集める裏で、アップルと韓国サムスン電子の間で勃発した訴訟合戦が泥沼の様相を呈している。特許などの知的財産権を盾にした両社の対決はエスカレートし、出口が見えなくなり始めた。

 係争が始まったのは今年4月中旬。米グーグルのスマートフォン向けOS「アンドロイド(Android)」を搭載したサムスン製のスマートフォンとタブレット端末が、自社の「iPhone」と「iPad(アイパッド)」にそれぞれ酷似しているとして、特許侵害および商標権の侵害でアップルがサムスンを米カリフォルニア州北部連邦地方裁判所に提訴した。

 訴状によると、「角の丸い長方形型、銀色の縁、フラットな表面と上下の目立つ黒いボーダーラインの組み合わせ、背面の緩やかなカーブ、角の丸い四角形のアイコン表示などがそっくりだ」として、アップルは製品のデザインに関わる特許権の侵害を中心に訴訟を起こした。

 その後アップルはサムスンを相手に同様の訴訟を米国以外でも展開。日本、韓国、ドイツ、フランス、オーストラリアなど世界10カ国で、30件近くに上る訴訟を抱えるに至った。

 攻撃的な姿勢でサムスン製品を容赦なく潰しにかかるアップル。その舞台裏には、アップルのスマートフォン市場での地位が揺らいでいるという事情がある。

アンドロイド・ウィンドウズフォンの攻勢で競争が激化

 米調査会社のIDCによると、2011年の世界のスマートフォン市場(出荷台数ベース)は、対前年比55%増の、4億7200万台に拡大すると予想されている。さらに2015年には10億台にまで成長すると見込まれている。

 世界のパソコン市場(同)の成長鈍化を背景に、米グーグルや米マイクロソフトがこのスマートフォン市場の成長性に着目して、スマートフォン向けOSに相次いで参入。

 アップルはiPhoneの発売によってスマートフォン市場の先駆者となり独走状態にあったが、ここにきてグーグルのアンドロイドを搭載したサムスンや台湾・宏達国際電子(HTC)のスマートフォンがシェアを急速に伸ばし、iPhoneの牙城を脅かしている。

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