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日産、「2015年に事故半減」

2011年10月27日(木)

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2015年に事故による死亡重傷者数を1995年比で半減する。日産自動車がこの目標に向かって安全技術を披露した。「安全技術」が自動車業界の新たな競争軸となりそうだ。

 駐車場で、うっかりブレーキと間違えてアクセルを目いっぱい踏み込んでしまった。目を覆いたくなるような事故が予想されるが、それとは裏腹にクルマはノロノロと動き、壁の前でピタリと止まる――。

 こんな技術が2年以内に現実のものになろうとしている。10月12日、日産自動車が開催した先進技術発表会。そこで、最も注目を集めたのは安全にかかわる技術だった。

 この技術は日産が開発した「アラウンドビューモニター(AVM)」で実現する。クルマに4台の超広角カメラを取りつけて、真上から自車と周辺を見下ろす視点をカーナビに表示する仕組み。これに写真画像の自動認識機能を組み合わせる。クルマが現在いる場所を駐車場と認識した場合はアクセルを踏んでも止まる。

 AVMを使った安全技術はまだある。駐車場から後方発進する時などに、リアカメラを使って死角から人が接近していると画面上の表示や音でアラートが出すシステム「MOD(移動物検知機能)」。こちらはいち早く今年11月、高級ミニバン「エルグランド」に搭載する予定だ。

 “玉突き事故”を防ぐ新機能も披露した。このタイプの事故は、2台前などドライバーからは死角になって見えないクルマの急減速などが原因となって起きる。そこで、2台前のクルマとの車間距離と相対速度差を計測するシステムを開発したのだ。

「既にあるもの」を使い倒す

 すぐ前のクルマをすり抜けてもう1台先のクルマの挙動を検知するとは、一体どんなスゴイ技術を使ったのかと思われるかもしれないが、タネを明かせば何ということはない。

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「日産、「2015年に事故半減」」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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