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三菱、日立が挑む天津の壁

2011年10月28日(金)

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三菱重工業と日立製作所が中国スマートシティで手を組む。国家プロジェクト「中新天津生態城」での受注を狙うが、行く手には、中国ビジネスならではの壁が立ちはだかる。

 「2年間の準備が、中国側の人事異動で振り出しに戻ってしまった」。三菱重工業エネルギー・環境事業統括戦略室の城衛主席技師はこう打ち明ける。

 同社は、中国とシンガポールが共同で天津に建設中のスマートシティ「中新天津生態城」での受注を目指している。天津生態城は、電力需要の20%を再生可能エネルギーで賄い、省エネを推めることで二酸化炭素の排出量を日本の都市の半分にする目標を掲げる。

急ピッチで建設が進む中新天津生態城。マンション販売は絶好調で、来春にも入居が始まる

 三菱重工は、天津生態城の電力インフラを担う「能源公司」のトップと、エネルギー制御システムなどの具体的な仕様について検討を重ねてきた。ところが今年6月、この人物が別の部署へ異動。人脈が受注のカギを握る中国とあって、受注計画は白紙となってしまった。「中国ビジネスの難しさを痛感した」と城氏は顔をしかめる。

 だが、同社には、ここで受注を諦めるわけにはいかない理由がある。

 天津で実績を作れるかどうかが、今後の中国におけるスマートシティ事業の成否を決めると言って過言でないからだ。現在、中国には1000を超えるスマートシティの計画があると言われるが、天津生態城は唯一の国家プロジェクト。参画できれば、今後の中国展開に大きな弾みがつく。

 実際、天津での実績作りを狙う日本企業は三菱重工だけではない。日立製作所は、専任の幹部クラス人材を受注活動のために現地へ派遣。既に天津生態城のマンションなどでHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の受注を決めている。

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「三菱、日立が挑む天津の壁」の著者

山根 小雪

山根 小雪(やまね・さゆき)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日経エコロジーを経て、2010年1月から日経ビジネス記者。エネルギーを中心に、自動車や素材など製造業を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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