• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

頼まれずとも「冬も節電」

  • 阿部 貴浩,佐藤 央明,瀬戸 久美子,飯山 辰之介

バックナンバー

2011年11月28日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

冬なのに“サマー”タイム、世界中で節電…。寒い季節を迎えて、自主的に電力カットを継続する企業が相次ぐ。電力不足という逆境を契機に、節電によるコスト削減が標準に。

 「今夏は相当なクレームを覚悟していたが、想定よりはるかに少なかった」。日本コカ・コーラの広報担当者は胸をなで下ろす。

 石原慎太郎・東京都知事によって、パチンコとともに「電力のムダ」とやり玉に挙げられた飲料の自動販売機。「浪費家」のレッテルをはがすべく、各飲料メーカーは今夏、夜間照明の消灯に加えて、輪番で冷却機能を停止する措置を行った。「ドリンクがぬるい」という苦情の殺到も覚悟していた日本コカ・コーラだが、フタを開けてみるとクレームの総数は例年よりも少なかったという。

 肝心の自販機の売れ行きはどうだったのか。キリンビバレッジの自販機の売り上げは1~9月で前年とほぼ同じ。7~9月は微減だったが、これは主に「昨年の猛暑による反動」と同社は見る。アサヒ飲料も7~9月、同様の理由で自販機の売り上げはやや減速したが、夜間照明の消灯を始めた4~6月は売れ行きが落ちなかったという。節電が大きく売り上げに影響することはなかった、というのが共通の見解だ。

 メーカー各社が加盟する全国清涼飲料工業会は10月末、「今冬も自販機の節電に取り組む」と発表。数値目標を掲げて節電要請を行う関西電力、九州電力のエリアだけでなく、東北電力や東京電力管内でも冷却機能の停止や夜間照明の消灯を実施する見通しだ。

 ある飲料メーカーは「引き続き節電に協力するのは企業としての使命」と強調する。ただ、もし今夏の節電の影響で売り上げが激減していたならば、同じ対応になっていたかどうか。微妙なところではあるだろう。

冬なのに夏時間が拡大

 今夏の節電を継続させる動きは自販機にとどまらない。これまでのムダを見直し、節電した状態をスタンダードにしようとする機運が高まっている。

 関東地方を中心にスーパーマーケットを展開するヤオコーは、照明の50%カットや冷蔵ケースの使用削減など節電対策の効果で、既存店で昨年比約18%の電気使用量と、約1.5億円の電気代削減を達成した。川野清巳社長は「電気の単価が10%アップした中でもこれだけ削減できた。引き続き10%の節電に取り組んでいく」と話す。

 コマツの野路國夫社長は「節電は最優先の課題として取り組んでいる」と明言。3年間で50%の節電を実現する「50%プロジェクト」を進めている。例えば同社の工作機械のうち、一度に稼働しているのは全体の3割程度。動いていない残りをスマートグリッドで制御すれば大幅な節電が可能になる。工場内のどこで電力を使っているかを把握するために、エネルギーの見える化を徹底しているという。

コメント5

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

現在の携帯電話は、昔の電話と比べて100倍豊かでしょう。クルマもきっとそうなります。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO(最高経営責任者)