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堤防未整備区間の解消が今後の課題

タイ洪水現地報告(1)

  • 中村 晋一郎,小森 大輔,岡根谷 実里,ジャンヌ・フェルナンデス

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2011年11月29日(火)

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 記録的な降雨量によって大規模な洪水被害が続くタイ。10月下旬から始まった大潮の時期を過ぎ、首都バンコクに押し寄せる洪水は弱まってはいるものの、いまだ首都内の冠水は続いている。現地で調査を続ける東京大学生産技術研究所沖大幹研究室に、被害の状況や治水の問題点を連続寄稿してもらう。第1回はチャオプラヤ川本川の堤防整備状況をレポートする。(日経コンストラクション

 タイ国では、2011年6月から10月にかけての降雨量の増加によって、大規模な洪水の被害が発生している。特に首都バンコクを下流に持つチャオプラヤ川では、記録的な出水により甚大な被害が生じている。

 この状況を受けて、私たち東京大学生産技術研究所沖研究室は、科学技術振興機構(JST)と国際協力機構(JICA)によるプロジェクトSATREPSの支援を受けて、バンコク、アユタヤ周辺を中心に現地調査を実施した。得られた知見をもとに、チャオプラヤ川流域の被害状況や治水システム、そして水防活動の状況について報告する。

 私たち調査団は、11月3日にバンコク入りし、11月4日から6日にかけてバンコク都内を、そして7日から9日にかけてアユタヤ周辺および中上流部について調査を実施した。現地報告の第1回として、バンコク都内の被災状況、そして水防活動の状況について調査結果をレポートする。

 我々は、バンコクを囲うように造られた堤防であるキングスダイクを軸に、バンコク都内を大きく三つの地域に分けて重点的に調査を実施した。一つ目がキングスダイクとチャオプラヤ川に囲まれたバンコク中心部エリア、二つ目がバンコク東部エリア、三つ目がバンコク西部エリアだ。

バンコク都内の調査エリア(バンコク都排水・下水局の資料をもとに東京大学生産技術研究所沖研究室が作成)

 まず、バンコク中心部の状況だが、バンコクへの氾濫流は主に二方向に分けられる。一つは、チャオプラヤ川本川から直接バンコク市内へと流れ込んだもの、もう一つはチャオプラヤ川上流からの氾濫流がキングスダイク北部から流入したものだ。今回の洪水では、この2方向の洪水流をどのように防ぐかが、水防上の焦点となっている。

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