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「カムリ」は韓国車に負けない

米国トヨタの復活懸けた新車攻勢は実るか

2011年12月16日(金)

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 円高やタイの洪水の影響などで業績下方修正に追い込まれたトヨタ自動車。今年は主力の米国事業も東日本大震災による供給不足に苦しめられてきた。新型「カムリ」の投入効果などで11月の米国販売実績は7カ月ぶりに前年同月比プラスとなったが、猛追する韓国・現代自動車や復活した米国メーカーと今後どう戦っていくのか。

 トヨタブランド車および若年層向けサイオンブランド車の責任者、ボブ・カーター米国トヨタ自動車販売副社長に聞いた。

―― 全面刷新して10月に販売を開始した「カムリ」についてどう評価しているか。

「競合を過小評価することはしない」と米国トヨタ自動車販売のボブ・カーター副社長(写真:林幸一郎、以下同じ)

カーター:本格的に売り出してからまだ2カ月だが、滑り出しはいい。カムリは中型セダン市場で最も優位に立つ車種で、米国の車名別販売台数では9年連続首位を保っている。カムリは米国でトヨタと“同意語”として語られるとりわけ重要な商品だ。我々はこのセグメントのリーダーであり続けたいと思っている。今年もナンバーワンとなり、10年連続首位を達成できるだろう。

―― 新型車を発表後、米メディアでは「保守的だ」という評価もあったが。

カーター:そういう評価があったことは承知しているが、私は違うと思う。新型車にふさわしい姿になっている。

 燃費はこのクラスで最高水準にある。ガソリン1ガロン当たり43マイル(米国の基準で。1リットル当たり17.8kmに相当)走るハイブリッド車はもちろん、4気筒、6気筒のエンジン車も同様だ。内装にも力を入れており、安全性能も高い。顧客にとって価値の高い商品だ。

「ソナタ」は好き嫌いが分かれるクルマだ

―― このクラスでは、現代自動車「ソナタ」が急速に販売を伸ばしている。デザインの評価も高いようだ。カムリが脅かされているのではないか。

カーター:ソナタはいいクルマであり、尊敬に値する。我々も敬意を持っている。ただ、ソナタはカムリほどの販売台数はない。(ソナタのように)アグレッシブなデザインにすることは諸刃の剣だろう。好きな人もいれば好ましくなく思う人もいる。そうしたやり方とナンバーワンの地位とを両立させるのは難しいことではないか。

―― 米国メーカーも復活しており、長らくホンダ「アコード」と市場を二分してきた状況は変わりつつある。

カーター:確かに5年前であればカムリとアコードが競争していた。だが、今は大きく変わった。アコードはなおライバルであるうえ、ソナタは良くなった。フォルクスワーゲンの「パサート」やフォードの「フュージョン」も大きな存在となっている。(GMの)シボレー「マリブ」も新型が出てくる。顧客にとっての選択肢は、5年前は主に2つだったのが、今は5つに増えている。

 我々は競合を過小評価することはしないし、カムリの現状に安住してきたわけではない。新たな消費者に目を向けてもらう必要があることは理解している。

 カムリには大きく3つのタイプがある。まずラグジュアリーな「LE(Luxury Edition)」。次にスポーティーな「SE(Sport Edition)」。そしてハイブリッド車だ。

 LE(より価格の高い「xLE」を含む)は第1世代のカムリ以降、900万人以上いる既存ユーザーを前提に開発されたものだ。一方のSEは30代の女性や40代の男性など、より若い人を念頭に置いている。

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「「カムリ」は韓国車に負けない」の著者

細田 孝宏

細田 孝宏(ほそだ・たかひろ)

日経ビジネス 副編集長

1995年早稲田大学卒業。日経BPに入社し、日経ビジネス編集に配属される。日経アーキテクチュア編集、日経ビジネス・ニューヨーク支局長などを経て現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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