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忍者反比例の法則、つるふさの法則って何?

2012年1月17日(火)

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 2012年1月9日、国際サッカー連盟(FIFA)は2011年の女子最優秀選手(FIFA Women's World Player of the Year)として、日本代表(なでしこジャパン)の主将である沢穂希(ほまれ)選手を表彰しました。この賞は、男子選手でいうFIFAバロンドール(最優秀選手賞:FIFA Ballon d'Or Award)に相当する権威ある賞ということで、大きな注目を集めました。

 ところで世界のサッカーファンは、「バロンドール」について、ある「法則」を語り継いでいます。それは「バロンドールの呪い」。「ワールドカップの前年にバロンドール受賞者を輩出した国は、優勝を逃してしまう」という不吉な法則です。バロンドールが創設された1956年以降、この法則は一度も破綻することなく現在に至ると言いますから、何とも不気味な感じがします。

 このバロンドールの呪いのほかにも、世の中には様々なあやしい法則や面白い法則が存在します。みなさんは「忍者反比例の法則」「つるふさの法則」などの法則をご存じでしょうか。今回の「社会の映し出すコトバたち」は、そんなあやしく面白い「法則」の数々を観察することにします。

法則=決まりごと or 必ず成立する関係

 そもそも「法則」という言葉はどんな意味を持つのでしょう。多くの国語辞典は「法則」の意味として、「必ず成立する関係」「守るべき決まりごと」の2つを掲載しています。

 「守るべき決まりごと」という意味では、情報通信分野で登場する「KISSの法則」が好例です。KISSとは"Keep it simple, stupid."(単純にしろ、バカ)の略。「設計をできるだけ簡潔にするよう心がけよ」という意味です。

 一方、「必ず成立する関係」という意味は、もう少し詳しく表現すると「一定の条件の下で物事の間に必ず成立する関係」を意味します。この意味の好例は電気工学で登場する「オームの法則」でしょう。「導体を流れる電流の強さは、その両端における電位差に比例し、抵抗に反比例する」(広辞苑)という関係を示します。

 一般に「○○の法則」という表現は、第2の意味である「必ず成立する関係」を示すことが多いようです。例えば広辞苑の第6版(電子版)において「法則」を後方一致で検索すると「アボガドロの法則」(化学)や「メンデルの法則」(遺伝学)など77個もの法則を見つけることができます。筆者が見る限り、そのほとんどは科学的法則、つまり「必ず成立する関係」を示しています。

 まとめると、法則という言葉には「守るべき決まりごと」と「必ず成立する法則」という2つの意味があります。このうち本稿のテーマである「あやしく面白い法則」は、後者の“特別編”と位置づけることができそうです。

「あるある系」と「たまたま系」

 さて私たちの周囲には、科学的根拠は薄弱ながら、一度聞いたら忘れられない「あやしくて面白い法則」が存在します。本稿では数々のあやしい法則を「あるある系」と「たまたま系」の2つに分類することにしました。

 まず「あるある系」とは、生活の場で身近に体験する出来事を扱った法則のこと。代表例は1990年代に流行した「マーフィーの法則」(詳細は後述)です。例えば「トーストを落とした時に、バターを塗った面が下になる確率は、カーペットの値段に比例する」というフレーズは同法則の1つ。もちろんこの比例関係に科学的根拠はありません。このように「必ず成立するかどうかはあやしいものの、印象が強い体験を語っている法則」(=ジンクス)のことを、ここでは「あるある系」と呼ぶことにします。

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「忍者反比例の法則、つるふさの法則って何?」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官