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KDDIが狙う「連鎖反応」

2012年1月23日(月)

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KDDIが固定・携帯のセット割を春商戦に投入する。家族4人がau携帯にすれば、固定は実質無料になる。電力系やCATVとも連携し、「ゲームチェンジ」を狙う。

 米アップルの人気スマートフォン「iPhone」の発売で勢いを取り戻したKDDI(au)が、通信業界の台風の目となりつつある。

 KDDIは1月16日、スマホの利用者拡大に向けた「スマートパスポート構想」を発表した。auブランドロゴの刷新や春商戦向けの新機種など多岐にわたる発表項目の中でとりわけ注目を集めたのが、自宅でKDDIや提携先の固定ブロードバンド(高速大容量)通信サービスに加入すれば、スマホのデータ通信料が最大2年間、毎月1480円安くなる新たな割引サービス「auスマートバリュー」(3月1日開始)だ。

新たな割引サービスを発表する田中孝司社長

 割引後のスマホのデータ通信料は月額3980円と、国内最安の水準。例えば同じ家に住む4人家族全員がauのスマホに加入した場合、光ファイバー通信回線サービス「auひかり」(ギガ得プランは月額5880円)が実質無料で使えるようになるため、新サービスをKDDI社内では「同居割」とも呼んでいる。

NTT対抗で合従連衡

 新サービスの提供に向け、KDDIは約3割出資するCATV最大手のジュピターテレコム(JCOM)やCATV子会社のジャパンケーブルネット(JCN)だけでなく、資本関係のない関西電力の光回線子会社、ケイ・オプティコムや全国のCATV会社とも新たに提携。KDDIグループ以外の固定サービスでも割引を受けられるようにした。

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「KDDIが狙う「連鎖反応」」の著者

白石 武志

白石 武志(しらいし・たけし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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