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改造車の祭典、「東京オートサロン2012」が25万人を集客。若者のクルマ離れはいずこ、と思わせるほどの活況を呈した。今や自動車メーカーも熱視線を送り、趣向を凝らす。

トヨタ自動車は名車「2000GT」にソーラーパネルを敷き詰めた「2000GT SOLAR EV」を出展(写真:大槻 純一)

 1月13日の午後4時前、幕張メッセ場外の特設コース。1991年のル・マン24時間レースを制した「マツダ787B」が人だかりの中を駆け抜ける。ハンドルを握るのは30年にわたり同レースに参加し、「ミスター ル・マン」と呼ばれる寺田陽次郎氏だ。ロータリーエンジン特有の甲高い音が響く。「東京モーターショー」に次ぐ規模となった、「東京オートサロン」での一幕だ。

 東京モーターショーがライトユーザーを含む幅広い層を対象とする一方、「改造車の祭典」として始まったオートサロンには熱心な自動車ファンが多く集まる。会場内にもベビーカーを押す家族連れやツナギを着た若者、ややいかめしいスーツに身を包んだ30〜40代の男性の姿が目立った。

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 来場者数は13〜15日の3日間で25万5709人と、過去30回の中で最も多かった。1日当たりの来場者では昨年の第42回東京モーターショー(10日間で84万人)と同じ水準だ。しかも、来場者は自動車の外見や性能に付加価値を認め、財布を開いてくれる層だ。

 この熱気を背景に、以前はやや冷淡にも見えた完成車メーカーもやる気を見せている。3年ぶりの出展に踏み切ったマツダのほか、日野自動車と米ゼネラル・モーターズ(GM)が初参加。完成車メーカーの出展は2010年の4社から10社に大幅に増え、これも「過去最大の数字」(東京オートサロン広報事務局)だ。

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