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ロレアル、御殿場市の生産拠点を拡充、アジア戦略強化へ

アジア太平洋地域統括責任者ヨヘン・ザムザイル氏に聞く

  • 佐藤 央明

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2012年1月30日(月)

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 化粧品世界最大手、仏ロレアルグループがアジア市場向けの生産体制を拡充する。現在、中国やインドなどアジアに対する主な生産拠点となっているのが静岡県御殿場市にある同社工場。ここに新たに建屋を増設し、生産ラインを強化していく方針を固めた。ロレアル・アジア太平洋地域統括責任者のヨヘン・ザムザイル氏に、日本をはじめとしたアジア戦略について聞いた。(聞き手は佐藤 央明)

:ロレアルグループにおける日本市場はどのような位置づけか。

ロレアル・アジア太平洋地域統括責任者のヨヘン・ザムザイル氏(写真:竹井俊晴)

ザムザイル:我々は日本を非常に戦略的なマーケットと捉えている。日本の化粧品市場規模は、依然として米国に次ぐ世界第2位、スキンケアで見れば世界第1位の市場だ。

 規模以外にも日本を重要視する理由はある。まずは日本の女性が非常に洗練されていて、かつ化粧品の革新性や品質に求める要求水準がとても高いという点。日本で成功を収めれば、その商品は世界的に成功できる。非常に厳しいテストマーケティングの場になっている。

 さらには、日本ロレアルの研究開発拠点「リサーチ&イノベーション(R&I)センター」(川崎市)の重要性も増している。例えばランコムブランドで世界展開しているバイオセルロースマスク「ジェニフィック マスク」は、日本のチームが世界向けに開発したものだ。同じくランコムの美容液「ヴィジョネア」も日本での発見が元になって作られたグローバル商品。このように日本で開発した商品が世界的なヒットになるケースが多い。R&Iセンターの研究員数と面積をそれぞれ25%ずつ増やして、研究開発を大幅に強化するのもそのためだ。

:今後、アジア諸国をどのように攻略していくのか。

ザムザイル:ロレアルグループで、本国(フランス)以外の売上高比率は80%。そのうち40%近い売り上げを新興国市場が占めており、アジア市場にも注力している。

 我々はブランドをグローバルに展開しているが、アジアなどそれぞれの地域のニーズに近づけて、マイナーチェンジを図っている。例えば、美容液「ジェニフィック」は地域ごとに成分を若干変えている。

 今、アジア人女性のトレンドは「目を大きく見せる」だ。彼女たちは大きな目に強い憧れを持っている。そのため、目を大きく見せるジェルのアイライナーを日本で開発したところ、アジアでの売れ行きが好調だった。実はこの商品は欧米でも販売し、よく売れている。白人女性は目を大きく見せたいというニーズではなく、コスメの“技”の1つとしてこの商品を取り入れているようだ。

:アジアでの売れ行きは

ザムザイル:アジアで好調なのは、2004年に取得したラグジュアリーブランドの「シュウウエムラ」。韓国や香港では一番勢いのある売れ筋ブランドになっている。

 ここでも「日本発」というのが生きている。今なお「Made in Japan」は世界中で有効なラベルとして使われているし、中国人は日本製を非常に好む。御殿場にアジア向けの工場を持っているのもそのためで、最近この工場にも大規模な投資をする決断をした。近い将来、建物も製造ラインも増設する予定だ。

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