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金正恩の権力世襲、5年前の知られざる内幕

  • 城内 康伸

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2012年2月2日(木)

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 北朝鮮の金正日総書記が急死し、三男の金正恩氏が権力を世襲した。同氏が表舞台に公式に登場してから2年あまり。その“修業期間”の短さから、金正日時代の安定した政情を引き継げるのか、予断を許さない状況が続いている。

 2年前に突如として登場した金正恩氏。この3世代世襲について、北朝鮮政権の核心に近い消息筋はこのほど、「後継論議は5年前に始まっていた」と後継決定までの金王朝内部の動きを明らかにした。

 金総書記が脳卒中で倒れたのは2008年8月のこと。実は、その前年の2007年夏にも、金総書記の体調悪化を伝える情報が北京の情報筋の間で飛び交った。私が北朝鮮担当として北京に駐在していた当時のメモをめくると、「受け答えが鈍くなった」とか「疲れやすい」など、外交関係者や情報機関関係者の証言が走り書きされている。

 2007年6月に聞いた韓国の情報機関関係者の証言を記録したメモには次のように記されている。

 〈金正日は心臓が悪いのは確かだ。(父親の)金日成も心臓発作で死んだ。あと問題は腎臓だ。金正日の顔を見ると、専門医は糖尿病が重い、とすぐに分かるそうだ〉

 消息筋の証言によると、金総書記はこの年始め、健康状態の悪化で療養中に、側近の玄哲海・人民軍大将や李済鋼・朝鮮労働党組織指導部第1副部長らを呼び、密かに後継者についての「試案」を作るよう指示したという。後に出来上がった試案では、次男の正哲氏が第一候補とされ、正恩氏の名前はあったが、長男正男氏は含まれておらず、総書記は同年中旬、正男氏も候補に入れた案を作るよう再び指示した。

 金総書記は2008年1月、義弟の張成沢・党行政部長、呉克烈・党作戦部長(当時)という2人の側近と個別に会う。2人は表向き「後継者問題は論外」と前置きしながらも、兄弟3人の中では、正恩氏が「頭脳、統率力、胆力のバランスが取れている」と推薦した。

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