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台湾の馬英九総統がノーベル平和賞を取る日は来るか?

松田康博・東京大学教授に聞く

2012年2月3日(金)

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台湾の馬英九氏が総統選に勝利し、再選を果たした。
2期目はどのような政策を実行するのか? 東京大学の松田康博教授に聞いた。同教授は「馬英九氏は中国との歴史的和解を進める可能性がある」と指摘する。

:台湾の総統選挙で、現職である国民党の馬英九総統が、民進党の蔡英文氏、親民党の宋楚瑜氏を下して再選を果たした。この結果をどう見るか。

松田:馬英九氏は2011年12月末の時点で、蔡英文氏に対して3%程度リードしているとみられていた。それが、最終的には約6%以上の差がついた(本誌注:馬英九氏の得票率は52%、蔡英文氏は46%)。

 これは、親民党の宋楚瑜氏を支持していた人たちの半分以上が、馬英九氏に乗り換えて投票したのが理由と考えられる。立法院(日本の国会に相当)における比例区の得票を見れば分かる。

 今回は、総統選と立法院の選挙が同時に行われた。有権者は総統選、立法院の小選挙区、比例区、の3票を持っていた。比例区を見ると、親民党は約5.5%を得票した。これは、宋楚瑜氏への支持とほぼ重なるはず。しかし、総統選における宋楚瑜氏の得票は約2.8%だった。この差である3%近い票が、馬英九氏に流れたと考えられる。

:なぜ宋楚瑜氏の票が馬英九氏に流れたのか。

松田:宋楚瑜氏が所属する親民党は、馬英九氏が所属する国民党と主張が近いからだ。

 宋楚瑜氏の支持者は、宋楚瑜氏に投票したい。しかし、そうすることで、政策が全く異なる蔡英文氏が総統に当選するのは困る。それならば、立法院の比例区では親民党に投票し、総統選では馬英九氏に投票しようと動いた。

:蔡英文氏の敗因は何か。

松田:いくつか要因がある。1つは、中道層を取り込めなかったこと。伝統的な地盤を固めた後、中道層に出て行こうとしたが、そこを馬英九氏がっちり固めていた。

 次に選挙経験の少なさがある。蔡英文氏はこれまでに、立法院選(比例区)と新北市の市長選の2回しか選挙を経験していない。選挙に慣れておらず、ネガティブキャンペーンへの対応も弱かった。

 そして、同氏が掲げた政策アジェンダに力が不足していたことだ。記憶に残るものがほとんどなかった。

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「台湾の馬英九総統がノーベル平和賞を取る日は来るか?」の著者

森 永輔

森 永輔(もり・えいすけ)

日経ビジネス副編集長

早稲田大学を卒業し、日経BP社に入社。コンピュータ雑誌で記者を務める。2008年から米国に留学し安全保障を学ぶ。国際政策の修士。帰国後、日経ビジネス副編集長。外交と安全保障の分野をカバー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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