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鉄鋼業界「九重苦」の構図

  • 加藤 修平

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2012年2月10日(金)

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鉄鋼大手の2012年3月期決算予想が軒並み下方修正された。「六重苦」にタイの洪水と市況下落という「苦難」が加わる。さらに内需は韓国勢に侵食され、一段の合理化を迫られそうだ。

 経済界では、厳しい経営環境を示す「六重苦」という表現が定着した。中でも鉄鋼業はさらに多くの苦境を背負い込んでいる。

 六重苦とは円高、高水準の法人税、電力制約、行きすぎた環境対策、貿易自由化の遅れ、厳しい労働規制を指す。鉄鋼業の2012年3月期の決算見通し悪化を見ると、タイの洪水や市況下落、さらに国内市場への韓国勢の侵食という「プラス三重苦」に悩まされている。

 新日本製鉄の連結営業利益は700億円と、従来予想を600億円下回る見通しとなった。JFEホールディングスの営業利益も400億円と、従来予想よりも600億円の下方修正。両社ともに2012年1~3月期は営業赤字に転落する。

 最大の要因は、タイの洪水が予想以上に深刻な影響を及ぼしていることだ。新日鉄は2011年4~9月期の決算を発表した10月時点ではタイの洪水で鋼材出荷が30万トン減り、連結で50億円の経常減益要因と見ていた。だが、実際は出荷が50万トンほど減り、経常利益を170億円も圧迫しそうだ。

 ただ、自然災害の影響はいずれ回復する。東日本大震災で落ち込んだ自動車生産は急速に回復している。

 だが、災害とは別の要因も重くのしかかる。国内産業の空洞化だ。

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