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さまよう共和党の行く末

  • ニューヨーク支局 細田 孝宏

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2012年2月17日(金)

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米大統領選に向けた共和党予備選で、中道のミット・ロムニー氏が一歩リードした。だが、支持者の声を拾っていくと、候補者に熱狂できない党の内実が見えてくる。金融危機で多様化する「保守層」に振り回されて、共和党はどこに向かうのか。

 「本当にロムニーでいいのか」。11月の大統領選の候補者を決める予備選が本格化している中で、共和党の支持者たちは揺らいでいる。

 バラク・オバマ大統領の対抗馬を選ぶこの予備選で、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が他候補との差を広げている。1月31日のフロリダ州予備選では46.4%の票を獲得し、2位のニュート・ギングリッチ元下院議長に15ポイント近い大差をつけた。

 「7カ月後、ここ(フロリダ州)タンパでの(共和党)全国大会にまた戻ってこよう」。支持者にロムニー氏は力強く宣言した。全国大会とは、党の候補者を正式決定する場である。つまり、自分が大統領候補に指名されると公言したわけだ。

 続けて、オバマ大統領の財政拡大路線を批判し、「増税せずに、連邦予算を均衡させる」とぶち上げて喝采を浴びた。早くも予備選後の「対オバマ」を意識したスピーチとなった。

 4日後の2月4日、ネバダ州党員集会もロムニー氏が大差で連勝。党候補指名に向けて、大きく前進して、ほかの候補の撤退を待つばかりにも見える。

 「ミット・ロムニーこそ米国を正しい道に引き戻す人物である、ということを投票者が明確にしてくれた」。ロムニー陣営は選挙結果の裏にある「支持者の声」を解き明かす。

 だが、現地の取材からは、全く逆の様相が浮かび上がってくる。自らの選択に確信が持てず、さまよう共和党支持者の姿が。

「クレージーじゃない」唯一の候補

 フロリダ州予備選の前日、ギングリッチ陣営が開いた集会でのこと。会場には200人ほどの支援者が集まっていた。話を聞いて回ると、参加者の口からは冷めた言葉がこぼれてくる。

 「強い米国を再生できるのはギングリッチだ」。そう語った清掃作業員のジェフ・スワン氏だが、「ロムニーに勝てるか」と問うと、苦笑いした。「難しいだろうね」。夫と集会に駆けつけた主婦のメアリー・ルッソ氏も、「勝てるとは思っていない」と明かす。

 オバマ大統領との本選挙を念頭に置いた見方はさらに厳しい。下表のように、予備選でギングリッチ氏は2番手につけている。ところが、それぞれの候補について、「今、大統領選があった場合、(オバマと)どちらを選ぶか」という世論調査で、「ギングリッチ対オバマ」の評価は、4人の候補者の中で最も低い。

 それでもギングリッチ氏が2位につけている大きな理由は、「消去法による選択」の結果と見られる。

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